第五十一話:覚醒
機種変更をしたんだけど令和変換出来ないポンコツスマホくんなんだけど!
あ、お久しぶりです!更新しました!
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痛い
痛い
痛い
貫かれた肺が痛い
酸素を求めて息をすると痛い
動こうとすると肉が引き吊れて痛い
食い物を咀嚼すれば肉も肺も痛む
水ですら喉を詰まらせ咳を出させる。
その咳のせいでまた肉と肺が痛む
悲鳴で喉が潰れるのもお構いなしに叫ぶ
あれから何日たった?
あれから何ヵ月だ?
何度もそう思って思い出そうとするが、わからない。
意識の浮き沈みを何度も経験して、意識が戻れば痛みに悶え絶叫し、沈めば一時の安らぎとこのまま死ぬのではないかと言う不安にさいなまれる。
時々、アルニカやユグル達の声らしきものが聞こえるけど、水の中のように不確定でよく聞こえない。
でもひとつわかることと言えば
みんな心配してくれること。
それに応えるためになんとか浮き沈みのなかでも杖に呼び掛けて治療魔法をかけるように意識しているけど、なかなか良くならない。
最近意識を失うことが多くなってきた。
眠っているのかもしれないけど、意識がないのは
とても
怖くて
泣きたくなって
何度も泣いた。
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【......】
声が聞こえる、けど、よく聞こえない。
【......い......なぁ、おい、シキミ】
誰の声だろう?
【俺だよ、杖。】
ああ、わかった。モーヴェイン、君か。
【俺たちみたいな職業だからできることがある。今回は必要ねぇけど】
ってことは、私の様態は悪くないのか。
【あぁそうさ。けどいつか必要になったときのために、教えておいてやる。】
親切だね
【腐ってもお前の杖だからな。じゃあ教えてやる、それは────】
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それからさらに、おそらく数日は経過した頃。
はっきりと意識が戻ったことを感じた。上体を起こして目を開けようとするが、誰かが放ったであろう光源を生み出す魔法のお陰でほどよい明るさの室内なのに、眩しく感じて何度も瞬きをする。
光に慣れた目で見回すと、いろんな顔が私を見ていた。
泣きそうな顔
嬉しそうな顔
驚いた顔......
「おはよう、みんな。心配かけたよね。」
笑ってそう言ってみたものの久々に出す声は、痛みに耐えていたときにあげた悲鳴のせいですこしかれていた。
その一言で真っ先に私に抱きついたのは、ギュス君だった。
それとほぼ同時に抱きついてきたのはアルニカちゃん。
響き渡る大きな歓声。
ああ、帰ってこれたんだと実感して、嬉しくてまた涙が出た。
「あぁっ、お姉様、私、私、意識が戻らなくて、すごく心配で......!」
アルニカちゃんは泣きながら私をぎゅうぎゅうと抱き締める。
「......」
反面、ギュス君は静かだったけれど、大粒の涙をポロポロとこぼしていた。離れたくないといわんばかりに私を抱き締めて。
「バカだなぁアルニカ。シキミが簡単に死ぬわけないだろ?」
そう言って軽口を叩くユグルくんの目にもすこし涙が見えた。
私は、嬉しくてついつい声をあげて笑った。
さすがに体にはまだ無茶の範囲だったらしく、吐血した。
えっ思ったより短すぎ......(投稿したあとに気づくポンコツ)
と感じたので増やしました。
一話からここまで来てくれた素晴らしい読者様へ、もし誤字があれば誤字報告機能で容赦なくしてください!




