第回想話:グラズ
短い・・・です
俺たちは卵生だぜ。ヘビらしくな!んで、俺って実は王族系の言わばスゲーやつだったんだけどな、やっぱり悪いやつっているわけなんだよ。俺が卵の頃、すり替えられて俺は捨てられちまったんだよな!だって卵って同じ柄がいっぱいだからなぁ。そんなこんなで俺は下手したらそのままお陀仏だったんだよなぁー。で、そんな俺を助けてくれたのは当時森の中に住んでたゼンじーさんなんだ。じーさんは追放された訳じゃないんだけど、なぜか好き好んで魔族領の森の中にいてたんだって。じーさんの適正職業は......なんだったけなぁ。忘れちまったや。まぁ、とにかくじーさんは俺の卵を拾って、食べるつもりで持って帰ったんだと。そこで俺は運よく孵化、じーさんは渋々育てることにしてくれたんだよな。
で、俺たちバジリスクの面白いところは魔眼の能力にさらされる環境にいないと、石化の魔法を使えないってところ!親たちのそばにいるなら自然と身に付くけど、俺はじーさんのもとで生活してたからその能力がないってワケ。じーさんは知ってか知らずか俺を魔族に会わせることなく生活してきたんだよな。
そっから俺が15くらいのときかなぁ、じーさん体壊しちまって寝たきりになっちまったんだよなぁ。俺はじーさんっ子になってたから、つきっきりで世話をしたんだ。じーさんは嫌がってたけどな。多分、俺が一人立ちするのに都合がいいのに、ここにいるのが嫌だったんだろうな。でも俺は離れたくなかったからずっと世話してたわけ。そしたら、ちょうど今みたいに魔王様が侵略する時期と当たっちまってさ。食いもん探してるときに他のバジリスクと遭遇して戦闘になったんだよ。目をあわせると石化するはずなのに石化しない俺にめちゃくちゃビビってたな。俺はそんなの知らなかったから、何で焦ってるのかわかんなかった。俺は当然魔眼にさらされ続けたから本来の石化の魔法が覚醒した。そんであとのことなんだけどよ、めんどくさいしキッチリと俺と卵をすり替えたやつに対して落とし前をつけて、王座を取り返しましたって感じでまとめていいかな?武勇伝なんかなんもねぇしさー。強いて言えば、じーさんの石化した遺体を壊そうとしたやからを石化して砕いて散らばさせたってところかなぁ。
俺らの石化は魂も閉じ込めるから、バラバラになったら永遠に苦痛を味わうってところだな。ざまーねぇぜ。あ、じーさんは亡くなった後に石化したから魂もなんもないぜ。
あーあ、せっかくシキミとか楽しめる友達ができたのによ、思わず先生を勇者の攻撃からかばっちまってやられちゃったよ。もうちょっと遊びたかったんだけどなぁ。勇者の攻撃って、致命傷クラスになると、再生と回復を阻害しておまけにじわじわ毒みたいに光属性の魔法が侵食してきてメチャクチャいてぇんだよ。でも、それは魔族たちだけであってシキミは致命傷を受けても回復魔法や治癒魔法で挽回はできるけどな。シキミならちゃんとどうにでもできるし、俺の恩恵でパワーアップもしちゃうっしょ!......ん、ゼンじーさんの声が聞こえる。またじーさんと森で狩りをする幸せな夢でも見て来世を待つとするかな。じゃあなシキミ!俺のぶんもがんばれよ!




