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閑話:勇者トウマの日記兼手記

やぁ、この日記兼手記を読んでいるそこの君、はじめまして。僕はたぶんこの世にはいません。僕の名前は後藤当麻。僕が召喚されたのは2015年の6月6日だ。俺はバイトに向かう途中でルインクス王国に召喚された。もしかしたら、これが読まれるのはもっと後かもしれない。だがこれだけは知っておいてほしい。この本の前に僕と同じように日記を書いた人たちがいる。だけどその頃にはその本は朽ち果ててるからな。かわりに僕が書いてるわけ。日記って言ってもまたここに来た次の転生者にアドバイスだ。


どうやら、この世界は魔王の卵が孵化する前に弱体化を悟られないように侵略して、押し返されているうちに魔王を育て、全盛期になる頃にはもとの領地を守れるくらいに強くする、というのを繰り返しているらしい。そして、その攻めてくる周期に会わせてどこかの国が勇者を召喚するみたいで、俺たち以外の別世界の存在も召喚されているようでね、現に僕が読んだ手記はどこの言語か全くわからなかったよ。マルチリンガルのお陰で読めたけどね。


さて、今僕は魔王の前でこれを書いている。魔王達も知っているからね。だから僕たちは力が足りず魔王に負けたものとして倒れることになるけど、本当は僕たちが自分達で互いを殺しあうだけなんだけどね。はは。僕たちがここで魔族や他の人間に殺されてしまうと、この世界に魂が縛られてしまうそうだ。そして、元の世界には帰れない。まぁ、帰れないと言っても生まれ変わるのがこちらか地球かって問題なだけられしいけどね。さて、これくらいでいいかな?それと、気を付けてほしいことがある。もしも、この同士討ちで誰かが生き残っていてそいつが生き残りなんだとか嘘を吹聴していたら是非ともこちらの世界の種族に殺させてくれ。実をいうと僕たちのパーティーはあまり仲は良くなかったんだよ。裏切り者が出てもおかしくないくらいにね。


だからお願いだ。生き残りというやつに騙されないでくれ。そして見つけたらそいつを殺してくれ。



勇者トウマ

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