第十九話:人間をやめるぞぉ!
短いです。
意識が戻ってこない。きっとあれは猛毒だったんだ。せめてボンキュッボンな美女になってから死にたかった......。
「......ちゃん......」
ん?お迎えが来たのかな?かわいい天使が迎えに来て欲しいなぁ......
「......ねぇちゃん......」
いや、待てよ。この声はアルニカちゃん?
「お姉ちゃん!起きて!」
次の瞬間、私のお腹にアルニカちゃんのパンチがクリーンヒットした。
「ぐっふぁ!!!!!」
一瞬三途の川が見えて現実に戻っていく。つ、つまり私は生きている?やったー!......うん?何だか違和感が......体がボンキュッボンだ......そして何より、年齢が上がってる気がする。
「おはようおねえちゃん!」
「あ、アルニカ......ちゃん?」
「そうだよ!えへへ、おっきくなったよ!」
アルニカちゃんは成長していた。七歳程度の体がおそらく十八歳程度まで、だ。それはいいけどぉ、その胸のおっきな脂肪はなぁにぃ......?殺人鬼にそれはいるぅ?と、目の前のボインに釘付けになっていると背後からマシュマロボインに思いっきり挟まれた。
「なかなか起きないから心配したわよぉ~」
「り、リリムさん......何があったんですか?」
「魔王様がぁ、あなたに【魔人の神酒】を飲ませたのよぉ」
「【魔人の神酒】......?」
「そうよ。飲むと強制的に適正職業をもっとも使える年齢まで成長して、そのままで不老になるものなの」
「へぇ~」
つまり半チート状態。死ななければ実質不死身!魔王様ありがとう!がんばって支えます!ちなみにアルニカちゃんも飲んだらしいけど、いや本当にそのボインは殺人鬼にいるの?ねぇ?ところで、私これ人間やめてるよね?まぁ、いいかぁ。体調もよくなってきたし、明日はダヴィルさんのところで奴隷もどきかなぁ......。合間をぬって魔王様がくれた同じく地球から来たお仲間の日記を読んでいこう。




