第十五話:帰還と休憩
翌朝ゾンビカラスがそれぞれの返事を持って帰ってきたので確認する。ふむふむ、エルルーシュさんは耐久力がありそうなのを10人、リリムさんは二人が要らないと言った全員。グラズさんはイケメンを5人か。じゃあ選んだあとワーウルフとゾンビに持っていってもらうかぁ。朝食は硬くてあんまり美味しくない黒パン、それと塩漬け肉。まあ、これは私がいつも柔らかいパンを食べていたせいだろうなぁ......ユグル君はお客扱いで一緒に食べてる。
「ワーウルフ、今日にはつきそう?」
「モチロン、ツキマスヨ」
「ありがとう」
お礼にもふもふしてやると、ちぎれんばかりに尻尾を振った。かわいいなー。顔はいかついけど。ユグル君には私が気絶した直後のことを教えてもらった。二人は比較的丁寧に扱われたらしく、二人とも別々の組織に引き取られて毎日訓練に次ぐ訓練だったそう。おかげでたくましく立派に闇の世界の住人になったみたいだけど。残念ながら女の子とはあれ以来一度もあってないからわかんないのだそう。うーん残念。ま、いいや。とりあえずユグル君を連れて帰るかぁ。
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冷たく暗い魔城と嘆きのような音を奏でる凍った湖。それがダヴィルさんたちバルバロスの住みかだ。そこまでの道のりは私一人で歩いて行く。ワーウルフ達には直前で解散してもらい、人間を運ぶように頼んでおいた。もはや歩き慣れた道をおっかなびっくりついてくるユグル君と一緒に歩いて、ダヴィルさんの元へと向かった。
「ダヴィルさーん、ただいま戻りました」
「ご苦労。......で、そこの人間は?」
「えーっと、私が魔族領の人間の集落に捕まる前に一緒にいた子です。」
「それで、お前はこいつをどうしたいんだ?」
「え?」
「俺は人間に興味がない。つまりそいつはお前が好きにしろ。」
「あ、はい......。」
ユグル君の生死が私の指先ひとつか......まぁ、生かしておくよ。ユグル君には私の右腕になってもらいたいぜ。とりあえず、【夜を駆る梟】の場所へ帰ってもらうことにした。一流になったら帰ってきてねとは約束したぜ。さて、明日はグラズさんの所だなぁ。今日はもうやることないみたいだし、ワーウルフの集落にもふりに......いや、今行くと村全体で人間の女を慰みものにしてる最中か。さすがに見たくないしワーウルフの場所はやめて、ネコマタをもふりに行こう。ネコマタも人に近いのからどこぞの狩猟ゲーの猫みたいなのまでいろいろだ。犬派か猫派かと聞かれたらどっちもと言ってしまうくらい私はどっちも好きだ。さーて、猫カフェならぬネコマタの集落にいっくぞー!
明日は用事で書けるか書けないかちょっと微妙です。日付またいで投稿するかも・・・・・




