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夕食屋  作者: プリン
19/32

温泉の改造工事

オリビアさんの民宿で働いていた男性、ヨハネスさんがやってきた。

「温泉の改修工事に行ってきて!」と駅馬車に乗せられ、温泉を回ってきたという。

温泉を見せてほしいと言われ、リンさんの農場へ行く。

リンさんにヨハネスさんを紹介する。

ロバートとウォルフさんがハーブティーを飲んでいた

ヨハネスさんの事を2人に任せて店に戻る。


昼過ぎにウォルフさんが戻ってきた。

街への用事ついでに、買い出しを手伝ってくれるという。

ウォルフさんが用事を済ませる間に、市場で食材を探して買い込む。

ジャガイモ、ニンジン、玉ネギ、イカ、エビ、アサリ…


お買い得な食材から何を作るか考えていたら、ポテトサラダを食べたいと

ウォルフさんが後ろから口を出してきた。

明日の事も考えてジャガイモを多めに買い込む。


帰り道で「夜、夕食屋で食事会をするから席を用意してほしい」と言われた。

お酒は出せないと言うと、食事会だから良いと。

買い出しの後、ウォルフさんはまた来るといって宿屋に戻っていった。


千切りにしたニンニクと玉ねぎを念入りに炒める。

他の野菜と魚介類を入れて煮込みシーフードカレーを作る。

ジャガイモの下ごしらえをする。

ジャガイモを蒸して一部は角切り、他はひたすらマッシュ。

ジャガイモマッシュ職人とは私の事である。

マッシュしたジャガイモを仕込んで下味をつけて、氷室へ。


夕方、ロバート、ヨハネスさん、リンさん、宿屋街の顔役、商業ギルドの人、市場の顔役、酒場の顔役ルークさん、ルークさんのお爺さん、ウォルフさんが集まった。

9人でテーブル席に座り真剣な顔で話し込んでいる。


ちなみに今夜の食事はシーフードカレーにポテトサラダ

子供が喜ぶ晩御飯ですみません…と思って出したら、大人にも大好評でした。


誰がどれだけお金を出すか?という難しい話が終わり、食事会は終了。


ロバートは疲れたといって2階に上がる。

ヨハネスさんはリンさんを農場に送るらしい。

顔役達はルークさんのお店で飲み直すと。


ウォルフさんとルークさんのお爺さんが残り、お爺さんにお酒を所望された。

別料金ですよ~と言ってワインとポテトサラダのチーズ焼きを出す。

2人で静かに話し込んでいる。

お爺さんがウォルフさんとの出会いの話を教えてくれた。


夜遅く、店を終えたルークさんがお爺さんを迎えに来た。

ウォルフさんは明日も昼頃に手伝いに来るといって帰っていった。

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