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夕食屋  作者: プリン
15/32

ミョウガ発見

ロバートをおともに海沿いの通りを市場と反対方向に歩く。

途中で潮干狩りをしている子供たちと話をする、前の白い煙が立っているあたりだと教えてくれた。

「あれか?というかあれは煙じゃなくて湯気?」

「温泉のある宿の周りに似たようなものがあったわね」

歩いていたら、広い畑を持つ家にたどり着いた。

「やたらと草の多い畑だな」とロバートが言う。

「ロバート、この畑すごいよ。私の欲しいものがいっぱいある」

タイム?ミント?ローズマリー?ラベンダー?あの赤い茎はミョウカ?


「どちら様ですか?」

女性が出てきた。綺麗なおとなしい感じの昔よく見た顔つき。。。平たい顔族!!

家に通されてミントティーを頂きながら話を聞く。

思った通り東方出身の女性。

リンさん。若い頃にトラブルに巻き込まれ、船で逃げて来た。

その時に一緒に持ち込んだのが鉢植え状態のミョウガ。

船旅中に半分以上が駄目になったが、何とか残ったものを定着させた。

野山を駆け巡り、ハーブを探し自分の庭に移植して、このような畑を作ったらしい。


温泉についても聞いてみる。

「ああ、あれ温泉ですよ」と事もなげに言う。

「海の岩場で源泉は70度。とても熱いので少し離れた岩のくぼみに汲替えています。」

という話を聞いた後に、ロバートが桶をもって走っていった。

「あの人、どうしたんですか?」

「温泉の魅力に取りつかれたバカ正直な男です。」

「助かりました。お湯を汲替えるのって重労働で辛いんですよね」

「ところで、単刀直入にお聞きします。リンさんは転生者ですか?」

「という事はあなたも?」

「日本の東京で社畜をしていました。」

「私は群馬、農家で兼業主婦をしていました。」

「なんだろう、この敗北感」

「上がったぞ。やっぱり温泉は最高だな。お前らは入らないのか?」

「「入ります!!」」


お風呂に入りながら交渉して、ハーブとミョウガを売ってもらう事になった。

温泉についてもオリビアさんに相談することになった。


今夜は前菜にタコとホースラディッシュを使ったカルパッチョ。ミョウガ載せ。

メインは海鮮カレーライス。ミントティーも始めました。

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