流れ星
カナタ「今日こそゲームしようぜー」
ミヤ「いいや麻雀は譲らねぇ」
ケンタ「どっちでもいいから 奏太暴れんな!
俺ん家壊すな!」
サヤ「アハハハ」
遊ばないで帰った次の日、土曜日で学校も休みだったので昼ころにはみんないつも通り健太の家に集まっていた。
昨日の紗夜ちゃんとは大違いで表情が明るい。
昨日のことをたぶん気にしてるのは俺だけだろう…
美哉にも言ってなかった。
ケンタ「紗夜ちゃんてさ麻雀できる?」
サヤ「やったことない…
ドンジャラと違うんですか?」
カナタ「まぁそーだよね(笑)
俺らも覚えたばっかだけどドンジャラと基本は一緒かな?」
ミヤ「なら紗夜もできるゲームみんなでするか!」
めちゃくちゃ奏太が喜んでた!健太に「だから暴れるな」ってまた怒られながら。
ケンタ「そもそも2人の出会いのきっかけって何なの?」
サヤ「こないだの夏祭りの時にナンパされて困ってたところを 美哉に助けてもらってが最初かな?」
照れながらそぅ答える紗夜。
カナタ「ヒューヒュー やるぅ さすが美哉!」
ユウヤ「美哉怒ると怖いもんね。」
ミヤ「うるせぇーよ
黙ってゲーム集中してろ!」
美哉まで照れてる(笑)
サヤ「何照れてんの(笑)」
ミヤ「紗夜だって照れてたじゃん///」
シン「俺も夏祭り行けばよかった…」
ユウヤ「そういうことじゃねーよ!」
好きな気持ちが無くなったわけじゃないけど 友達の彼女っていうこともあって
関係も崩したくなかった。
「じゃーな!」
日も暮れ、いつも通り健太の家をでる。
ミヤ「じゃぁ俺らあっちだから」
サヤ「みんなまたね!」
カナタ「じゃな!」
ユウヤ「おぅ!」
心だけ無言で手をふりみんなそれぞれの方向へと向かおうとする。
サヤ「っあ!流れ星!」
ひとつの星が流れた。
カナタ「っえ どこどこ?」
ミヤ「見るのおせぇんだよ!(笑)」
シン「俺は見えたぞ!」
ユウヤ「嘘つけ!逆方向見ながら言ってるじゃん!」
サヤ「何にもお願いできなかった〜」
カナタ「頭がよくなりますように… よくなりますように…」
ミヤ「頭がよくなりますようにってお願いがバカだもんな(笑)」
カナタ「どういうこと?…」
アハハハハ…
この時はずっとこんな毎日をみんなと過ごして卒業していく、そぅ思ってた。