◇ 登場人物&舞台紹介
~草下家~
◆ 草下有馬(通称ユウマ/人間/少年)
本作品の主人公。単位制総合高校の二年に(たまーに)通う17歳。
実家の温泉宿が突然父親に売られ、途方に暮れる。
しかし、買い手であるリューオウにその心意気を認められ、改めて雇われ番頭として宿の経営にあたることになる。
◆草下道豪(通称ドウゴウ/人間/オッサン)
主人公の父。『峠の宿 草下』の前オーナー経営者。
いい加減な性格で仕事嫌い。 宿の運営は、雑用から切り盛りまで全て息子に『修行』させていた。
そして経営不振から抜け出せない宿を、旧知の仲であるリューオウに売却。
そこで得た金を元手に、妻とともに長期旅行へと旅立つ。
つまり、人間のクズのお手本。
~リューオウ家~
◆アワラ(通称お姉様/鬼族/美女)
リューオウ家三姉妹の長女。一本角。三姉妹の中で最も背が高く、モデルのような体型。
ゆるくウェーブがかかった紫髪を一つにアシンメトリーにまとめたその佇まいは、数多の男性を虜にしてきたらしい。
◆ユモト(通称凶暴娘/鬼族/いちおう美少女)
リューオウ家三姉妹の次女。二本角にロングの黒髪を巻きつけツインテール風にしている。
アワラには劣るものの、スリムめの体型ながら、しっかりとメリハリがある模様(ユウマ談)。
元気とパワーが一番の取り柄。瞬間湯沸かし器。
◆ミササ(通称ちびっ娘/鬼族/ちびっ娘)
リューオウ家三姉妹の三女。一本角。見た目年齢では小学三年生ぐらい。もちろんぺったん。
舌っ足らずな口調が庇護欲を掻き立てるタイプ。
◆リューオウ(通称オヤジさん/鬼族/オジサマ)
リューオウ家当主にして、三姉妹の父。一本角。
和服を好むダンディなオジサマなのだが、パンチパーマ&日に焼けた赤黒い肌&鍛え抜かれた肉体&胸元の金ネックレス と揃えばどう見てもヤk……げふんげふん。
ドウゴウの古くからの親友であり、『峠の宿 草下』を買収した現オーナー。
ユウマの心意気に打たれ、三人娘のだれかとくっつけようと画策中。
~ 舞台 ~
◆峠の宿 草下(とうげのやど くさか/小規模温泉旅館)
『鬼滝温泉郷』の奥まった場所にある鄙びた温泉旅館。
小規模ながらも『茶泉』と呼ばれるほど成分の濃い源泉かけながしの名湯が評判を呼んでいた。
しかし、近年は他の旅館に客足を奪われ、経営が悪化。
このため、オーナーであった草下道豪は、この宿を経営権ごとリューオウへ売却した。
◆鬼滝温泉郷
T県の山間に位置する温泉街。
古くは小規模な温泉旅館が数軒ある程度であったが、近年になってその泉質と空港からのアクセスの良さ目をつけたリゾート資本が進出。
地域の中心部を『古き良き温泉街テーマパーク』的に再開発し、浴衣姿で散策しながら温泉街の風情を堪能できるようになった。
一方、中心部から離れた温泉旅館は、客足をとられて苦戦を強いられることとなる。
「峠の宿 草下」もその一軒である。