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スライム転生考

小説家になろうというこのサイトにおいて、「スライム転生」というのはワンジャンルを築き上げている。中には書籍化した作品もある。それらをあえて分類するなら狭義のファンタジーの中の転生物のうち人外転生ものでありまた作風が軽いライト作品、と言ったところであろうか。

まあこの小説家になろうという小説投稿サイトが故に文章力の高い低いの差がかなり大きい場合も多い上に、軽い文章も多くまたエタったり失踪したりすることも多いのだが。

むしろこのサイトのほとんどの小説は長く続くと完結しないものが多くなる。突き抜けて100話超えるとだいたいが続くのだが。

話を戻そう。

なぜスライム転生がなろうで多いのか。

もちろん便乗という場合もかなり多いだろう。実際そういう作品は案外多いのだ。料理系や乙女ゲームもの然り。そして、なろうにおいてファンタジーが多いように「そういう作品を目的とする人」が多いため見られたくて書くというのも多い。

だが、それだけではないように私は思っている。この考察の目的はノクターンではなく小説家になろうというサイト限定であるためエロ要員として扱われるスライムはとりあえず除くが。

スライムが流行った理由、それはまず身体の「可変性」だと思われる。スライムは身体を好きなサイズや形に変えることができ、容易く人間や他の生物に擬態できるのだ。

そしてもう一つが「ステータス」の存在だろう。ステータスにより様々なスキルを持つことができる。そしてスライムは直接吸収する上に「捕食する」ってことに抵抗感が少ない。誰だって人間が死体にむしゃぶりつくよりスライムに捕食されて消化吸収の方がまだ印象はいい。そして捕食により「スキルを得る」という場合も多い。これも強化イベントにするにはとても便利なものだ。そしてスキルは多種多様でありネタが尽きづらい。そして簡単に強さの指針になる。おそらくこのステータスの概念はゲーム由来のものだろうと思われる。

そしてもう一つ理由上げるなら「スライムは最弱」と思われているため成り上がり小説には最適だからだろう。中には転がるだけで核が露出したりする状態からのスタートや国を作り他国相手に戦争をするまで成長する作品もある。

少々話が変わるが正直いうと「核のあるスライム」がなろう小説に多いのはゲームのドロップアイテムの概念の影響だろう。もともとのファンタジー小説では核のない不定形だったスライムだが倒すにも証拠がないと困るということでなろうではこちらが主流になっているのだろう。

まぁスライムが弱いという印象は某有名な目のついた雫型で寄り集まると王様になったり騎士が乗っていたりするスライムのせいだろう。それのさらに元ネタと言われるtrpgが元ネタの元祖コンピュータRPGでは物理が効きづらかったりなどとなかなか厄介な空いてらしいが。

話がかなり前後左右した気がしなくもないが、以上の理由でなろうでスライム転生が流行ったのだろうと私は思う。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 利点だけを挙げ連ねては、客観性に乏しくなります。 例えば、弱く数の多い被捕食者ならば、主人公が行動する際に起こりうる御都合主義展開をどう説明するのかに観点がいくことがある。これに関して…
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