僕
掲載日:2026/03/05
誰にも負けないくらいの
自信を持っていられた
古い写真の中を生きる少年時代
あの感覚に戻れたなら
今も何も考えずにいれたのに
誰かに悟られまいと
涙を拭く事を嫌がった後の
渇いたままのハンカチ
そっとポケットにしまう
優れている誰かを見つけた
ほぼ同じタイミングで
下の存在を見つけた
もっと目を向ける物があるのに
紛いなりに完璧で居ようとする度に
理想は遠くなっていても
ここまで歩いてこれた
いくら探しても
僕よりも僕を知れた人は居ない
どんなに探しても
僕よりも僕を大切に出来た人は居ない
「僕は僕だけにしかなれない」
これまで長く歩いてきて
やっと出逢えたのが
そんな残酷な言葉でも
確かにここが僕の居場所だった




