02 事件発生―屋上にて
那子が走り去った後には、那子がぶつかった男子と加奈が残っていた。
その間には微かに、火花が散っているかのようにも思える。
または、加奈が一方的に睨んでいると言おうか……。
「何……?」
「覚えておきなさい、〝永野聖〟。あの子に何かしたら、只じゃ済まないわよ」
加奈は男子に睨みと凄みを利かせ、科学室へと歩いていった。
「…俺、何かしたか?」
「うぁーっ!怖かったよぉ~!」
私は勢い余って、屋上まで来てしまいました。
「って、いうか授業始まってるよ!…まぁ、いいや。寝不足だしね」
我ながら呑気な考えだ。と思いつつ、深い眠りにつくことにした。
保健室とか木陰の下とかだったら、更に良かったかもしれない。
だけど、誰かに見られて〝サボり〟だなんて思われたくないし……、サボりだけど。
ガチャッ
誰か来た!?
私以外にも授業をサボってくる人なんているのかな?
確か加奈ちゃんが何か……。
―永野聖って、結構授業サボってるらしいから、どっかで会ったら気をつけてね。
…永野君だぁぁぁぁあああああっっっ!!!
「何してんの?」
「えっ!?あ、はい!」
突然、誰かに話しかけられ、私は思わず、顔を背けた。
いきなり話しかけられたからかもしれないけど、何て話しかけられたか、忘れてしまった。
「…えーと、何と仰いました?」
「何してんの、って聞いたんだけど?」
「授業に遅れたので、昼寝でも、…と」
「大分、眠そうだったしな」
私は勢い良く顔を上げた。
「え、何で知って、…って、えっ!?」
さっき、ぶつかっちゃった人だ!
この人が永野聖!?
あんまり、顔を見たことがないから、覚えてなかった……。
永野君、休んでたし……。
「…嵐那子、だっけ?」
「はい、そうですけど……」
私はなんとなく目を逸らした。
見つめる理由もないし、睨まれるとなんとなく逸らしてしまう。
「斎条ってさ、お前に執着してんの?」
「えーと、心配性なだけなんじゃないかな……?」
「お前に何かしたら、只じゃ済まないらしいんだけど、どういうこと?」
「さぁ……?」
蛇に睨まれた蛙の気持ちがわかったような気がした。
それから、話の趣旨が理解できません。
「突然ですが、あなたのお名前は……?」
「…永野聖」
ですよねーっ!!
「で、斎条ってお前のダチなのか?」
「そうですけど……、それが何か?」
「…丁度、お前がいるんだ。代わりに詫びろよ」
「え?」
意味が分からない……。
「俺、特に何かした訳じゃないんだけど、斎条に色々言われて、むかついてんだ」
「私に何か関係が……?」
「関係大有り。だから詫びろって言ってんの」
「ふぇっ……?」
永野聖の手が私に伸びてくる。
―なっ、ななっ、な、何を!?
手が私の顎に添えられる。
―うぁ~っ、何、何、何、何されるの!?
そして、ぐっと身を寄せたてきた……。
更に短くなりました。
タイトルは適当です!
あまり深く考えてません!




