表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
五角関係が世界を滅ぼす!? 恋愛経験ゼロの私、エセ占い師になって恋愛を正す!  作者: 桜皐ゆるり


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

75/161

74話 ラルフの感情

そんな真剣に打ち込むような性格なのかしら、あののれんに腕押しのような人が……?

「今の雰囲気からは想像できませんね……」

「表では飄々としていたが、練習場所に行くといつも居たからな、練習相手になってもらっていた」

 ライオネル殿下が練習するのは、とても想像がつく。ひとりででも死に物狂いで真面目にやってそう。それでフィリップ殿下とかが見に来たら、目を輝かせて駆け寄りそうよね。

 いや、そんな想像はいらない。ラルフさんと一緒に練習するような仲だったってところが重要なところよね。

「ラルフさんと仲がいいのでしたら、アウレリア様のことを聞いてはいないんですか?」

「恩人って話ぐらいだな。すぐはぐらかすんだよ、あいつは」

 やっぱりゲームとの情報に差異はなさそうね。ライオネル殿下が頬杖をついて、眉根を寄せている。何か、気になることでもあるんだろうか。口を挟まずに、待つ。

「でもなあ……アウレリアの話をするとあいつ目が笑ってねえんだよな」

「どういう感情なの……」

「わからん」

 目が笑ってないって、第二王子を前にした表情じゃないと思うけど。ライオネル殿下が余計なこと言って怒らせてるんじゃない?

「普通にアウレリアから花もらったとか、幼い頃何で遊んでたとかそういう話だからなっ」

 視線が物語っていたようで、特に変な話はしていないと主張されてしまった。

 これは、ラルフさんと直接話してみた方がいいかしら。でもあの人、今まで生徒会室で話しかけてものらりくらりと躱すのよね。ケイティと仲良かった気がするから、ケイティに相談してみようかしら。

 ライオネル殿下は読み終わった書類を元の場所に戻し、鍵を閉める。それから私は城内から家に戻るように馬車へと案内された。ライオネル殿下はフィリップ殿下の執務室へ行くらしい。

面白い、楽しい、と感じて頂けたら、

下の星マークから評価やブックマークをいただけますと、今後の活力になります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ