表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
五角関係が世界を滅ぼす!? 恋愛経験ゼロの私、エセ占い師になって恋愛を正す!  作者: 桜皐ゆるり


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

49/161

48話 ……すまない

 昨日は結局家に帰されてしまって、主治医に見てもらった。問題はなさそうなので、今日も学院に登校したのはいい。目を話した隙に教科書と鞄がズタズタ。歩けば通りがかりに足を引っかけてくる。どの世界でもやることは同じなのね。最終的には、食堂でお昼ごはんに虫をぶっこまれて辟易してしまう。

 さすがにひどいので、ケイティやアウレリア様とは距離を取っている。この手のものが二人に降りかかっては罪悪感があるからだ。

 ライオネル殿下がいない時を狙ってくるのだから、本当に浅ましいの一言だ。

「……すまない」

 隣に座ったライオネル殿下からの何度目かの謝罪。人気がない校舎の裏側で、私は空を見る。もぐもぐと、購買でライオネル殿下が買ってきてくれたサンドイッチを食べながら。

「いえ、どうせいつかはこうなってましたし」

 ジュリアナ様はことあるごとに睨みつけてくるだけだが、その取り巻きが率先して私に嫌がらせの矛先を向けてくるのだから困ったものだ。

「俺の方でどうにかするという契約だったのにすまない。時間がかかってしまうが、どうにか止める」

 止めてくれるというなら、嬉しいが現状ライオネル殿下がこれ以上どうにかできるとは思えない。いっそ私が突きつけてやろうかしら。やられっぱなしは今の私の性には合わないし。

「期待はしてませんが、よろしくお願いします」

 遅くなった昼食を済ませて、私は立ち上がる。皮肉に対して「ああ」としか返答しないところを見ると、本当に落ち込んでいるようだ。これ以上喧嘩を吹っ掛けるのも気が引ける。だいたいあの状況になったのは私が倒れたせいでもあるしね。

「さて、気を取り直して生徒会へ行きましょう。今日こそはお仕事をします」

 なんだかんだで生徒会の仕事をできていないのはたしかだ。まずは生徒会でしっかりと仕事をしてジュリアナ様が文句を言う口実を減らさせないと。

 何より、アウレリア様が誰を好きなのか一番肝心なところをノクタリウス様やフィリップ殿下、ラルフさんに聞いてみないと。

「……無理はするなよ」

 私の顔を見るライオネル殿下の表情はいつもの強気さがなく、どうも本気で心配されているみたいだ。なんとも言えない気持ちになる。

 私は頷くに留めて、ライオネル殿下とともに生徒会へと向かった。

面白い、楽しい、と感じて頂けたら、

下の星マークから評価やブックマークをいただけますと、今後の活力になります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ