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賢者の魔法陣~繋ぐ繋がる異なる縁~  作者: いわな
第一章 運命の人
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第十一話【テレシー:夢を見る】


 ──ナゼ……ヤット……ニ……


 ん~?


 ──乗ッ取レ…イ……クソウ


 なぁに~? まだ朝じゃないでしょぉ


 ──甘ク見スギタカ……コヤツ、思ッタヨリ自我ガ……


 おやつ? 甘いもの? なんかお腹空いてきたかも


 ──バカモノ……ヤット、花嫁ガ……来タト……ノニ


 花嫁さん? えへへ。いつかは素敵なお嫁さんになりたいなぁ


 ──…アア、オモイダセ……陣……城二…ケバ……




「…………んー?」


 ああ、朝だ。

 変な夢見たなぁ……なんだっけ?


 まあいいか。


 よし、起きよう。


 ベットから起き出して、まずは家仕事用の服に着替えます。旅装束と違って赤が基調のエプロンドレスで、かわいくてすごくお気に入りです。

 目覚ましがわりに軽く自室の掃除して、それから台所に行ってミリネラ様の顔洗い用のお湯をもらって起こしに行くのが朝一番の私の仕事。旦那様のお部屋でお休みの日は呼ばれるまで台所の手伝いだけど、今日はご自分のお部屋でお休みだから行かなきゃ。


「ふあぁ、なんかよく眠れなかった感じ。覚えてないけど、夢見が悪かったような気がするからそれでかなぁ」


 あくびをしながら部屋を出て、階段を降りて、台所へ。

 ちなみに私の部屋はミリネラ様の隣の小間使い部屋です。

 台所に行けば、料理人のおばさんが朝食の準備をしています。料理とは別に、お湯の沸くお鍋もあります。


「おはようございます。お湯をもらいに来ました」

「あいよ」


 用意した水差しに水半分。そこにお湯を入れてもらいます。

 タライはミリネラ様の部屋にあるので、後は──


 ──オモイ、ダセ……


「あ、タオルが足りなかったかも。ん? 他にも何か忘れてるような?」

「どうしたんだい? 忘れ物ってなんだい?」

「なんでもないです」


 ぐうぅぅぅ


「あっ」

「あはははっ、はらぺこかい? 早く奥様起こしといで。朝食を出す用意はしとくよ。もちろんあんたの分もね」

「うう、お願いします」


 あーあ、恥ずかしいっ

 台所はいい匂いがするから仕方ないけど。あ、思い出した。甘いもの食べたいな、なんて夢だった気がする。

 今度お休みの日に、町にお菓子でも買いに行こうかな。


 タケユキさん、誘ったら来てくれるかな?


 いけないいけない。仕事しなきゃ!

 ミリネラ様を起こして、朝食を済ませて、今日は先生のところで話し合いするっておっしゃってたから、向こうのお屋敷に行ったらお茶の用意して。

 お茶を美味しく挿れるのには自信があります。

 タケユキさんにもお出しするんだろうし、とびきり美味しく淹れなきゃね。


 タケユキさんが先生のお弟子さんになってくれてよかった。

 これからも、毎日会えるのかな。うれしいな。



 ──毎日アエル……ウレシイナ……

 

 


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