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クソガキ絵師VTuberと萌え声VTuber

短編のつもりで書き始めました。最近、VTuberものにハマってて、こういうの書きたいってのが頭の中に出てくると読書に集中出来なくて困ります


専門用語的なの↓

VTuber:YouTubeなど(本編では基本的にYouTube)でイラストなどを自分に連動させて動かしながら配信する人

モデル(ガワ):VTuberが動かすイラストや2D,3D

ママ:VTuberのイラストを描く絵師の通称

パパ:ママが描いたイラストをガワとして動かせるようにモデリングする人の通称。また、男性だと性別が判っているママのことをパパと呼ぶこともある

スパチャ:投げ銭。配信者に投げるお金


まだ何か解らない用語があればコメントに…(答えるとは言っていない)

『こんー。俺でーす』

『こらっ、ちゃんとしなきゃダメよ♡こんろーる♡私はZムーブ所属の「スプリング=ロール」です。今日は、この子、「達津(たちつ)てと」ちゃんとコラボでーす♡』


 テキトーに付けた名前、角の生えた悪魔っ子幼女のガワ、俺という一人称、地声を少し高めに作っている声。ぼくはVTuberをしている。でも、本業じゃない。本業は絵師、いや、高校生か。こんなこと(VTuber)をしているのは偏にカネのためだ。ほら、今も粋の良い赤スパが流れて…


:¥20,000 カワ幼女


『俺は男だ!』


 何度訂正しても流れてくるコメント。うちのチャンネルでは定番になってしまっている。


『また幼女コメントが流れたの?無視すれば良いのに♡』

『ロール、その声疲れないか?』

『地声よ』

『急に素に戻るなよ。怖いだろうが』


:ひぇ…

:怖っ

:怖がってるてと様可愛い


『怖くないよ♡』

『現実ではさんじゅ、あ、敵来たぁ』

『今、何言いかけやがったクソガキ♡』


 今回やっているのは通称FPSと呼ばれるガンシューティングゲーム。個人VTuber同士のコラボだ。まあ、雑談なんかしても似非VTuberのぼくなんか誰も観ないから、普段一人のときは仕事(イラスト)の作業風景を見せたり、息抜きで絵を描いてるだけで、ぼくがゲームをやるのはコラボのときだけだったりする。


『チッ、2パーティーくらいで混戦してる。私シールドあるし、アサルトで突っ込むわ』

『おけ』


 二つの隣り合った家を舞台に銃撃戦が繰り広げられているらしい。家に向かってロールが走り出すと同時に銃声が止んだ。


『向こうの家は全滅したっぽい。たぶん満身創痍よ。畳み掛けて漁夫りましょ』


 そういってロールは家の中に突撃していく。ぼくはロールの呼び掛けに「おう」と返事をし、三階の窓に向かってグレネード爆弾を投げ込む。敵は三階にいる。それに…そろそろロールも三階に着く頃だろう。

 このゲームにフレンドリーファイア(味方攻撃判定)は無い。しかし、爆弾は別。近くに投げれば自爆もできるし、味方も殺れる。


『ちょっと!ここでグレネード!?道連れってこと!?ごめん、てと。ダウンする。助けて♡』


 ロール視点では相手がグレネードを投げたように見えているっぽい。作戦成功。


『今行く』


 三階に上がりダウンしたロールを確認し、目の前でエモートを発動する。


『あんた、何やってんのよ。早く助けなさい』

『人に頼むときの態度ってものがあると思うんだけどぉ?こんな常識クソガキに教えて貰わなきゃ判らないのかなぁ?』

『お願い、助けて♡』

『聴こえないなぁ』

『分かったから。速くしてくんないと時間が。く、クソガキって言って申し訳ありませんでした。もう助けてください、お願いします。てと様』

『フハハ、分かった。助けてやろう』


:草

:自演w

:鳩飛ぶんやろなぁ(別に止めんけど)


 ロールを助ける間にコメ欄をチラ見する。暫くはばれない筈!ゲーム中だし。ロールは立ち上がると、銃弾をリロードし、ぼくの操作キャラの足元をアサルトライフルで撃ち抜いた。


『ひっ!!』

『あんたのとこの鳩元気ね』


:自業自得w

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