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リリィは不老不死の魔女のようです  作者: パンダ小太郎
第一章 森の中で
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第一話☆異世界転移ってやつ

生暖かい目で見てください…(*´ω`*)ちょっとほっこりしてくれたら嬉しい。

「わぁぁぁぁああああ…あ…?」


突然聞き慣れた叫び声が聞こえた。誰の声だろう。あぁ、私か。


とりあえず、固く瞑っていた目をゆっくり開いてみる。


「ん…ちょっと眩しいな」


真っ先に目の前に飛び込んできたのは光。しかし、だんだん目が慣れていき、視界が開けていく。


目の前に広がるのは鬱蒼とした木々。とりあえず360度見渡してみる。おっと、ここは森の中だ。だって木と空しか見えないんだもの。しかも見たことがないくらい背が高くって、なんかちょっとキラキラした宝石みたいな実が成ってる。


ここはどこ…?ついでに私はだれ?ってか何で私叫んでたんだろう…?


わぁ、この疑問、異世界転移のテンプレじゃんか。


…?異世界転移?


自分で思ったことなのにどうしてその考えが生まれたのか分からない。頭に霧がかかってる感覚。


とりあえず今の状況をより深く確認してみる。


私はおもむろに空を見上げてみる。


「明るいなぁ…太陽が真上じゃないから…朝かな」


どっちが東か西かなんて分からないから今はきっと朝だ!と判断してみる。


東…西…?


そこで私は途端に気づく。すると堰を切ったように莫大な量の情報が頭に流れ込んでくる。


「あぁ、私…異世界転移したんだ」


☆5分後☆


私はご機嫌で森の中をスキップしていた。


私の名前は今泉リリ。日本で高校生だった。特に死んだ記憶もなくって、今日本の自分の状態がどうなっているのか全然予想がつかないけど、大学受験でかなり追い詰められていたし、そんなに未練もないから深く考えるのはやめた。


今大事なのは、今の生活!


異世界に来たんだもの!魔法とか使えるのかな。ス、ステータスオープンとか言ってみようかな…。


私はフッと考え、急に足を止めて、自分の状況を整理してみた。


手持ちの食料はもちろん、お金も服もなにもない。ってかお金があっても今は使わないけど。

今日寝る場所もない。

異世界だもん。どんな凶暴な生物がいるのか分からない。

時間はちょっとづつ過ぎていく。


スゥーーー。ちょっと、いやかなり危機的状況なのでは…?


心臓がバクバクしてきた。落ち着かないのでとりあえずまっすぐ歩いてみる。

遭難したときとか、迷子になったときはその場から離れない方がいいって言うけど、今は立ち止まっていたほうが死に近づいてる気がする。

近づくっていうより、死が向こうからルンルン鼻歌歌ってスキップしてきてる気がする。ってか、こんなこと考えちゃう私末期かも。


なんてこと考えながらとりあえず歩いてみる。


んー。ちょっと恥ずかしいけど言ってみようかな。テンプレだし。もし何も起きなかったとしても周りに誰もいないし。よし。


「ス、ステータスオープンッ」


目をギュッとつぶりながら叫んでみる。恥ずかしさ半分。これで何も起きなかったらこの先どうしよう、っていう恐怖が半分。


期待を込めながらゆっくり目を開けてみる。


「…あっ」


「あっ」とも「ほっ」とも聞こえる私の間抜けな声が聞こえた。


目を開けて飛び込んできたのは、透明な板みたいなものに文字の書かれた、私の”ステータス”だった。


          


名前:      (今泉 リリ)

種族:魔女

年齢:18

性別:女

魔法:生活魔法

   5級魔法

   4級魔法


祝福:精霊の祝福

称号:女神の加護


          


あれっ…基準が分からないからなんとも言えないけど…私強くない?


さて…第二話書こうかな…笑笑


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