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【二章完結】青春ストーリーテラー〜世界を越えて、愛を紡ぐ〜  作者: 夢刻 綴
一章 不遇職のハズレ勇者
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情報収集、そしてお風呂

 さて、まずは何から見ていこうか。

 う〜ん、やっぱりここは生活に必要な物からだな。

 ここらへんは屋台の集まりで食事には困らなさそうだし、値段も良心的でいい感じだ。

 あとは日用品とかか。少し移動しないと無さそうだな。

 というか今更だけどこっちの言語理解出来てるなぁ。普通に話してるし、文字も読めてる。多分だが書けもする。これは何らかの転移者特典ってやつかな。スキルとしては無かったけど、多分称号の《転移者》あたりが上手くやってるんだろう。

 まぁ、とりあえず出来るんだし気にしてもしょうがないか。とにかく今は日用品だ。



 少し歩いて目当ての店を見つけた。


「お、なかなか品揃えいいな。製品の質も悪くない。魔法がある世界にしては結構技術が進んでるな。」


 多分過去の転移者とか転生者とかの影響もあるのかな。あの感じだとこの世界にとって勇者召喚は一般的ではないにせよ初ではなさそうだからな。


「まぁ進んでる分には良い事だ。値段も割といいくらいだし、最低限必要な物は揃えておくか。」


 そうして一通り見てまわって、改めて思う。ここはだいぶ住みやすい街だと。これだけ賑やかなのもそういう事だろう。

 当分ここが活動拠点になりそうだ。

 あとは、そう。仕事だな。

 これは本当に重要だ。今の手持ちだとこの先生きて行けないからな。とにかく稼げるとこを探さないと。

 個人的には冒険者とかやりたいんだけどなぁ。ステータス的に無理だけど。これは言葉も同じだし、他に考えないと。なんかないかなぁ。

 って探してみたんだけど、ここって冒険者の街だから冒険者以外の仕事はほとんど見つからなかった。もう冒険者やるしかないかも。


「とりあえず現状の把握は出来たし、そろそろ帰るか。」


 これ以上出来ることがなくなったので帰ることにした。言葉はしっかり休めてるかな。


「ただいま、言葉。入って良いかな。」

「………」


 あれ?返事が無いな。まぁ寝てたら起こすのも悪いし静かに入るか。


「あれ?居ないのか。どこ行ったんだろ?まぁ多分時間的にそんな遠くには行ってないはずだし、待ってればそのうち戻ってくるか。」

 

 暫くしてドアが開いて言葉が入ってきた。


「あ、綴理くんおかえり。もう戻って来てたんだね。」

「うん、ちょっと前にね。言葉はどこ行ってたの?」

「我慢出来なくてお風呂行ってきちゃった。本当は綴理くんが帰って来てから一緒に行こうと思ってたんだけどね。」

「そっか。それなら僕も行ってくるかな。話し合いはその後にしよう。」

「うん。」


 こうして風呂に向かって脱衣所で一息ついた。


「はぁぁ、あれは反則だ。普段からかわいいんだけど、風呂上がりはさらに破壊力がな。せっかく頭冷やして帰って来たのに一瞬で元に戻ったわ。水風呂でも入ろうかな。」


 なんて言いながら、結局は普通に風呂を満喫して、出てくる頃には普通に落ち着いていた。

次回、割と真面目にラブコメ。

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