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【二章完結】青春ストーリーテラー〜世界を越えて、愛を紡ぐ〜  作者: 夢刻 綴
一章 不遇職のハズレ勇者
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薬草採取とスキル進化

 さて、ここが資料室か。結構な量あるんだな。薬草に関する資料はっと。

 お、あった。思ったより分厚いな。図鑑みたいな感じか。結構な種類の植物の詳細が書かれてるみたいだ。

 この中で比較的集めやすくて単価の高いものは……


「そう簡単にはいかないか。地図を見た感じだと今の僕たちの実力で行ける範囲内では低級の薬草くらいしか無さそうだ。諦めて着実に少しずつ稼いでいこうか。」

「そうするしかなさそうだね。薬草の情報もある程度は把握できたし、他にできることも無いから早速行こっか。」



 街を離れて少しすると、一面の草原が広がり、その奥にはかろうじてだが森が見えた。

 さっきの資料によるとそのちょうど境目辺りに目的の薬草があるみたいだけど、実際にものを見てみるまではよくわからないな。取り敢えず距離感的にはまだ掛かりそうだなぁ。


「結構歩くことになりそうだけど、大丈夫?適度に休憩入れるつもりだけど、辛くなったらいつでも言って。」

「うん、ありがとう。今のところは大丈夫だよ。その時はちゃんと言うから。」


 言葉はそう言ってこちらに笑いかけた。


 一度壁を取り払ってしまうと駄目だな。何でもないような笑顔ですら目が離せなくなってしまう。気を抜く訳にはいかないんだけど、どうしても言葉の方ばかり見てしまう。


 しょうがない、森が近くなるまでは素直になろう。



 どれだけ時間が経っただろうか。気が付けばあともう少しで森に着きそうなくらいまで進んでいた。

 ふと何か違和感を感じて辺りを見回してみると、


 

低級薬草

低級の回復ポーションの材料となる



 あれ、何か見える様になってるぞ?

 これはもしかすると……

 あ!スキルの欄に追記されてる。



new『観察』→『鑑定』



 進化した…のかな?

 ただよく見えるだけのスキルが随分と有能になったなぁ。まぁ、出来ることが増えるのは大歓迎なんだけど。


 それにしてもなんでこのタイミングで?

 このスキルのタイプから考えられるとしたら何かを見る動作を沢山したからなんだろうけど、そんなに見てただろうか。


 ……いや、見てたな。確かにずっと見てたよ。できたばかりの彼女に見惚れてましたよ。でもまさか、な。そんな事で?んな馬鹿な!


 ま、まあともかくこれで一歩前進だ。せっかくだし利用しない手はないな。さっさと薬草を集めてしまおう。


 スキルのおかげで見分けがつくから手持ちの薬草はすぐにいっぱいになった。これ以上は何も持てないので素直に帰ることにしよう。


 採取の前に言葉にもスキル進化の件は伝えたけど、理由については今のところは言わないでおいた。確定ではないし、もしそうでもなんか恥ずかしいしね。



 帰り道でも特に何も無く、ギルドに着いて早速受付に向かった。


「薬草採取の依頼です。確認お願いします。」

「はい。では薬草をこちらのトレーに置いて下さい。」


 結構取って来たけど単価が安いからなぁ。どれくらいの稼ぎになるか。


「確認が完了しました。量、質を考慮しまして、二千七百五十エルクとなります。」


 予想はしていたけど、時間と距離の割にはあんまりいかなかったな。時給が壊滅的だ。他に稼ぐ方法がないから地道にやってくしかないんだけどね。

 取り敢えず今日はスキルが進化しただけ収穫有りかな。

 いい感じに日も暮れて来たし帰ろうか。

面白い、続きが欲しいと思った方は下の星で応援していただけると幸いです。感想も気軽に書いて下さい。執筆の糧とします。

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