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CULT

作者: アライリツ

思いの丈って何センチくらいですか。

色づき始める街 モノクロの思い出 身支度をする 春へ 春へ 君へ

夜勤明けの帰り道 東雲の向こう側 経度から経度へ 朝をリレーしていく


僕の住む街 君が眠るこの街 人々はまだ眠りから覚めない 朝焼け、君の唄 届け 届け 君へ

澄んだ静けさ 消える街灯 澄んだ静けさは 僕の体に染み渡る


君の眠る姿を想像して愛おしい気持ちが溢れてきて 

今日という日が素晴らしいものになるんじゃないかって思えてきて


これまでの人生で忘れてしまいたかったことも 

君に会えたことを思えば、そう悪くないかもって思えてきてしまう


この澄んだ朝に 君を想って始まる今日に 微かな希望を抱いて

僕は少し遠回りをして家に帰る


生きているということ 

僕にとってそれは君を思い出すこと 


いつかどこかでばったり会っちゃうんじゃないかって淡い期待を抱いて

歩くということ


それが僕にとって

生きるということ

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