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【くれたもの】

* * *

くれたもの

* * *


オオカミ君が、わたしにくれたもの。

そこには確かに”幸せ”がありました。


わたしの方は、子供を授からなかった欲求を、あなたに求めていたのでしょうか。

オオカミ君の”世話焼き係”であることを、わたしはちっとも嫌じゃありませんでした。


最後には、オオカミ君に飽きられた感じになって、なんだか目も合わせてくれなくなって。

とてもとても淋しい気持ちになりました。


でも、”飽きられた”からではなく、せめて、オオカミ君が”大人になった”から、わたしが、どうしようもなく寂しくなったんだと思うようにしましょう。


お子さんをお持ちの親御さんたち皆さんが味わう、子離れ親離れの寂しさ。


あなたがくれた”寂しさ”も、時が経てば”幸せ”に変わるのでしょうか。

そうなるといいなと思います。


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