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【名無しの心】
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名無しの心
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わたしがオオカミ君に感じてきた、これらの気持ちは、何なのでしょうか?
家族愛・友情・恋愛 …… 何らかの愛か情。
だけど、それらの既成のものに当てはめようとは思わなくて、この気持ちに名前を付けることは出来なかったです。
そう、安っぽい名前をこじつけるくらいなら、名無しでかまいません。
ただ、この気持ちは一緒にいればいるほど、育まれるものでした。
それが、どんなに寂しい気持ちを連れてくるものであっても、わるいものであるはずがありません。
大事な大事な 大切な大切な わたしの心でした。
”あなたが幸せでありますように。”
いつも、いつまでも想っています。
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あぁ、でも……。
あなたの本当の母親か、もしくは姉であったなら良かったのにと思ったことは、実は何度もあります。
だって、その縁は ”絶対” じゃないですか。
それなら、あなたも、わたしがあなたを想うことを理屈無しにあきらめてくれるでしょう?




