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【喜怒哀楽を】
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喜怒哀楽を
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オオカミ君、あなたがいなくなってからのわたしは、あなたがいた日々より穏やかな日常を迎えています。
穏やかでない日常。それはあなたが、わたしに【喜怒哀楽】を与えてくれていたからです。
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【喜】
世話を焼くことを受け入れてもらったとき。
【怒】
気持ちを踏みにじられたとき。
【哀】
カラに閉じこもられたとき。
【楽】
からかったり、からかわれたり。(圧倒的にからかわれる側でした)
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【喜怒哀楽】―― それは【人生の潤い】ではないでしょうか。
そして、それは【一つの幸福】ではないでしょうか。
心配無用。わたしは元気です。 (あ、心配しないか。)
わたしは他のたくさんの幸福に囲まれています。
あの【喜怒哀楽】を、わたしはもう求めません。
あのひと時、わたしの人生の近くにいてくれただけで、充分。
神さま、ありがとう。
――オオカミ君、ありがとう。




