表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/23

【ご馳走さま】

* * *

ご馳走さま

* * *


ある日、オオカミ君から


『今日、弁当ありますか? 無かったら食べにいきません?』


となにげなく誘われたランチ。


(何か話があるのかな? で、また、わたしがおごるのかしら?)


と警戒しながら、それでも誘ってくれることが嬉しくて、出かけていきました。



一番通ったレストラン。わたしの注文は決まって”海鮮丼”でした。これに選べる副菜の中から、”からあげ”をチョイス。これが定番。


が、この日のわたしは何故か、”エビ茶巾クリームコロッケ”にひかれていました。

これ、料金割り増しで高いのです。


悩んだ末、「やっぱし、わたしには”エビ茶巾”は贅沢だから、”からあげ”にしよ」と決めて口に出すと、


オオカミ君が慌てて、『え!? 何でですか? 食べたいなら、それ(エビ茶巾)にしてください』と、わたしがきょとんとするくらい、強めに勧めてくれましたね。


わたしが不思議そうにしていると、あなたが(しまったな)という顔をして


『今日、僕ご馳走しますよ』


と言ってくれました。

たぶん会計時にご馳走してくれることを申告するつもりだったんですね。スマートに振舞おうとして。


あの時は、数日前に賞与が支給されたところでした。

営業のオオカミ君は、勤続2年目とはいえ、順調な成績結果を残し、いくらか賞与に反映されていました。結果、20年以上先輩のわたしより、賞与の支給額が高かったんですよね。


そのことを知ったオオカミ君が、わたしに気を使ってくれたようでした。


その気遣いも、金額を気にせず、”お好きなのどうぞ”と言ってくれた”おもてなし”の思いやりも、とっても嬉しかった。



あなたの気持ちが何より「ご馳走様」でした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ