【例えるなら】
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例えるなら
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ある時、”動物に例えるなら何か?”という話になりましたね。
肌は色白。ほっそりした輪郭。髪型はきのこ頭。
体格は筋トレの成果で、逆三角形の細マッチョ。背丈は高め。足は……短め。
そして、オオカミ君の最大の特徴である、切れ長で瞳の見えない目。
突然、ニヤリとほくそ笑む、得体のしれない雰囲気。
それらを踏まえたわたしが即答で
「キツネ」
と言ったら、ちょっとびっくりするくらい、あなたの顔色が変わり、
『そんなに意地悪そうですか?』
と、不平をもらしましたね。
以前から、細目の指摘に敏感だったので、ちょっとイジリたかったの。ごめんね。
実際、以前にあなたの落書きをした時、キツネにしましたしね。
お気に召さない様子のあなたを見て、若いあなたがちょっとかわいそうになりました。
それで、「冗談冗談」と、もう一考してから、次にこう答えました。
「……そうね、本当は”オオカミ”かな。」と。
そしたら、今度あなたは、ハッとした顔になって、
『僕、動物占いで ”オオカミ” ですよ!』
と驚いて、何やら感心しているようでした。
今度はお気に召したようでした。
でも、そんなに”キツネ”の印象って、悪いの?
確かに昔話では、いじわるな役回りが多いけど。
”新見南吉”さんの絵本に出てくるキツネは、とても優しい。
それに、私の大好きな”星の王子さま”の中では、キツネは特別な存在なんやけど。
私にとっては、良い例えだったんだけどね。
ちっとも伝わらず、残念でした。




