表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

哀しみetc……

作者: 白兎

君は、最後まで笑っていた?

君が死んだのは昨日の夜。

刃物でめった刺しにされて死んでいた。

顔なんてぐちゃぐちゃで元の顔が分からないくらいだそうだ。

なんでだろう?

君の顔を僕は代わり映えしない授業の中で考えるんだ。

「ねぇ×××?」

約束をした。

「私が居なくなっても、私のことを忘れないでくれる」

ああ。当たり前だよ。

だって僕は君のことが好き、なんだから。

だから……

「ねぇ」

名前の無いラブレターが届いた。

宛先は僕の携帯電話。

差出人は不明。

「ねぇ。私は今、あの場所に居るの」

君は誰?

あの場所って?

返信するが、答えは来ない。

君の影がちらつくんだ。

なんでだろう?


ナイフを振り下ろす。

何度も、何度も。


『これで最後?』

終わっていない。


『私を失った?』

失っていない。


『約束よ』

約束した。


「あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!」

笑う。

そう、

ラブレターが届く。

「あなたが私を殺したの」

そう、

「僕が殺した」

腹部にナイフが刺さる。

「君は……」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ