最初の任務は超ハードでした。
〈前回までのあら、スージー?〉
なんやかんやで魔法教会の会員試験に合格したリュウキ。
今回からはいよいよ教会の会員としての活動開始だ!!
※「あらすじ」が毎回変なのは作者の遊びなので気にしないでください。
俺は一刻も早くSランク魔法使いになるために依頼を探しにきた。
この世界の魔法使いはS,A,B,C,D,Eの六段階に分けられている。依頼をこなして[魔法使いポイント]なるものを集めて条件に達するポイントを集めることで昇級試験を受けることが出来るそうだ。入会試験とは異なり昇級試験は実技だけなのでさっさと昇級したかった。
「これとかどうですか?」
ティアは掲示板に貼っている一枚の依頼書を指差して言った。
「ゴブリン討伐?」
「はい、採取関連の依頼より討伐関連の依頼の方が貰えるポイントは高いですし、討伐の方が主様に適任かと。」
「それもそうだな、じゃあこれにしようか。」
俺達はその依頼を受けてゴブリンを倒しにきた。
合格発表から活動許可が降りるまでの1ヶ月の間にしてきた訓練のおかげで試験の時よりも体が動いた。
【水龍・フェルディア】水で約10匹のゴブリンを縛った。
【雷龍・ボルセイア】一瞬のうちに全てのゴブリンをグーパンした。俺の未熟なばかりか倒しきれなかった一体のゴブリンが棍棒で殴ろうとしてきたので即座にバク転をし、その棍棒を落とした。そして、グーパンした。
「これで全部かな?」
「主様!後ろ!」
俺はすぐに振り返ると何か黒い物がすごいスピードで飛んできたので横にそれて避けようとしたが少し頬をかすってしまい、血が出てしまった。
体勢を崩すまいと側転のような形で体勢を整えた。
「誰だ!?」
「ち、外したか。これでケリをつけたかったんだが…」
ハッとした。この声には覚えがある。
「さすが、この俺と同じ特待生ってところか…」
「貴方は…ハルモア…!?」
そう、目の前にいたのは魔法教会の試験で優秀な成績を収めた奴だ。しかし、一目ではわからないくらい変わっていた。
「何の真似だ!」
「[デーモン・デザイア]の計画の邪魔だから殺すって言えば分かるか?」
「デーモン・デザイア?ってなんだティア。」
「これは厄介なのに絡まれましたね。[デーモン・デザイア]はこの世界にある組織の一つで簡単に言えば、悪魔を信奉する組織です。世界の破壊を目的とし、悪魔と契約して力を行使する連中です。戦魔力も今までの敵とは比較になりません。」
「だからあんなに悪魔みたいな姿なのか。ところで、戦魔力ってどんな感じに決められてるんだ?」
「3つの要素をそれぞれ5段階評価し、それの合計が戦魔力です。」
「そんな通知表みたいになってんの!?」
「さて、主様どうしますか?あちらの戦魔力は9、こちらは8です。不利です。」
「あの感じ、逃がしてくれそうにないし、隙を作って逃げる。これしかないな。」
「了解しました。一緒に帰って美味しい物を食べましょう。」
「死亡フラグ立てんな!!」
拳にティアを入れた。【雷龍・ボルセイア】!!
俺はジグザグに急接近し、グーパンを入れた。しかし、片手で簡単に塞がれた。
「こんなものか?リュウキとやら」
「さて、それはどうかな?」
俺は手からティアを出した。【炎龍・イグニス】!!
「これでどうだ?」
しかし、ハルモアは攻撃を全く受けていないかのように俺の胸ぐらを掴んだ。
【雷龍・ボルセイア】!!
ティアは俺とハルモアの間に電気を流してくれたおかげでハルモアの手が緩んだ。俺はその隙にハルモアの体に蹴りをかまして、空で回りながらハルモアから離れた。
「助かった、ティア。」
「いえいえ、当然のことです。それよりまだ続けますか?」
「ああ、あいつの行動パターンが分かれば逃げる手立てが見つかるかもだからな。」
【憑龍両天】!!
この一ヶ月の間に編み出した新しい技術、俺に入るティアと龍のティアを俺の決めた配分で分ける。そうすることで2対1が可能。
【雷龍・ボルセイア】!!
俺とティアの二人で超近接戦闘を挑んだ。
ハルモアは俺達二人の攻撃を防ぎつつ、こちらにも攻撃を仕掛けてくる。俺はそれを避けるのもきついのにそこに攻撃もしているから体力がどんどん削がれていく。
そして、俺は1発ハルモアの攻撃をうけてしまい飛ばされた。
幸いにも、ティアが受け止めてくれたので吐血で済んだ。
「あいつの行動はわかった。隙を作る、合わせろ、ティア。」
「はい、元よりそのつもりでございます。」
その瞬間、ハルモアは視界から消えた。
【土龍・ランドーラ】!!
俺は岩の壁を作りハルモアの攻撃を防いだ。
何層も何層も作り、ハルモアは何層も何層も壊した。
そして、土龍の力を消して俺達は飛んだ。
それを追うようにハルモアも視界から消えた。
「今だ!!ティア!!」
ティアは尻尾でハルモアの攻撃を相殺した。
【水龍・フェルディア】!!
ハルモアは水の縄で行動を止められた。
【雷龍・ボルセイア】!!
ハルモアを感電させ、俺達は全速力で逃げた。
逃げた…はずだった。
しかし、すぐ隣にはハルモアの姿とハルモアの拳があった…
第5話を読んでいただいてありがとうございます。
ついに2章が始まるということで多分ですが、この章が一番情報過多になる可能性が高いので覚悟しておいてください。




