表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
龍から始まる異世界脱出  作者: コッペ
〈第二章〉デーモン・デザイア編
12/15

残ったのは苦痛だけでした。

〈前回までのす〉

ついに預言の日が訪れ、戦いが勃発。予定通りに状況をつくり、これまでの教えを使い善戦するリュウキであった。

カン!カン!バーン!

「クソ!クソ!クソ!なんで何も通用しないんだ!?」

「それは余も言いたいですね。さっきから其方に余の能力が効いていなくて嫌になりそうですね。

 まぁ、それも分かりましたがね…

 〈自身へのデバフの完全無効〉という[悪魔体]の仕業です ね?」

(コイツに勝てる気がしない!!こいつの能力は封じたはずなのに!!)

「余が能力がないと何もできないとお思いで?

 念のために言ってやろう。其方の前にいるのは…」

【瞬槍】一瞬で目の前の聖魔を貫いた…

「五賢だ…」

(もう得られるものは無さそうだったし、問題ないか…)

辺りの悪魔も消えた。

六騎士はアレテイア様に近づいた。

「アレテイア様、お疲れ様です。」

「ありがとう、ゼノス。」

「それでは、リュウキさんの援護に…」

「いや…お客人なら大丈夫ですよ。」

アレテイア様は手を前に出して止めた。

…………

「ああ…もう…終わらせるぞ…」

「終わるはお前だ!」

ヒルナーは回復弾である程度の傷を治した。

【雷龍】俺はヒルナーに急接近し、殴り合いを始めた。

そして、ほんの少し経ってから…

「今だ!!ティア!!」

「何度も引っかかるか!!」

ヒルナーは俺を吹き飛ばしてティアの方を見た…

「な!?あの龍が4体だと!?」

「身体魔法[分身]だよ。撃て!!ティア!!」

「チッ…」ヒルナーは避けようとしたが次の状況を足を止めてしまった。

ティアはヒルナーではなく、ヒルナーの周りに火を吹くことでヒルナーを火に閉じ込めた。

モルドレッドさんの言葉:「大抵の相手の嫌なことは…」

「意図が読めない想定外!!」

俺はヒルナーの元に駆け出した。

ゼノスさんの言葉:「自身の最高速度を出すには…」

「揺るぎない意志を持つこと!!」

上からヒルナーの自動大砲が撃ってくるなかを駆け抜けて…

「うぉぉぉぉぉぉぉ!!」

俺は飛び上がるとそこで初めてヒルナーは意図に気付いた…。

しかし、時はすでに遅く、俺は逃げ道を失ったヒルナーの目の前に降りて【風龍】で思いっきり蹴り飛ばして——

アレテイア様の言葉:「夢と現実を最後に決めるのは…」

「己自身だぁぁぁぁぁぁぁ!!」

俺はアレテイア様からもらった「一度だけ、敵の全ての効果を嘘にする札」を持って、思いっきり殴ろうとしたが…

「本当のお前はどこにいる?」とヒルナーは耳元で言った。

俺はその言葉に止まってしまい、お腹にもろに砲撃を超近距離で撃ち込まれた。

俺は吹き飛ばして岩にぶつかった。

「この言葉が効くということは…やっぱり、お前は俺と同じ苦しみを抱えてるんだ!!お前もデーモン・デザイアに入ると いい。お前の苦しみも理解してくれるさ!!」

ヒルナーの声はどんどん離れていって、ほとんど何も聞こえない。

(俺は…僕は…私は…誰…なんだ?)

「大砲の準備も完了した。盛大な花火ショーといこう!!」

キュイーーーーン…ドゴォォォォォン!!

その大砲の弾は天から[執行騎士]の拠点を貫いた。

(ごめん…なさい…。ごめん…なさい…。ごめん…なさい…)

「我らの本拠地が!?」

「どうしますか?騎士長!!」

アレテイア様は慌てて言った。

「ベアトリクスさん!!急いでお客人を連れてきて!!

 他の皆さんも早くこちらへ!!」

ベアトリクスさんは早急に俺を回収してくれた。

「これでいいですか?」

「はい、ありがとうございます。ベアトリクスさん。」

「構いませんが、なんでこんなことを…?」

「皆さんの安全を考慮した上での判断ですよ。」

全員の頭に[安全]という言葉にハテナをつけてると——

空から「バァァァァァァン!!!」と轟音を鳴らし、何かが落ちてきた。

俺は回復をしてもらいながら、その落ちてきた「何か」を見ていた。

砂埃があけると…

そこには、白くて薄い服を着ていて、天使のような純白で大きな6枚の翼を生やした誰かがいた。

俺はこんな姿の人を見た記憶がない。だが、直感でわかった。

「ヨネルナ…様…?」

ヨネルナ様だ。あんな姿は見たことがないが間違いない。

俺が名前を呼ぶとヨネルナ様は少しだけ振り返った。

ヨネルナ様の綺麗な翡翠の目から緑の光が漂っていた。

ヨネルナ様は普段からは考えられない雰囲気で…

「あなたですか?」と聞いた。

「ん?」ヒルナーを聞き返した。

すると、次の瞬間には相手の目の前におり、

「あなたが…アサ君に手を出したのか?」

ボガァァァァァン!!

ヨネルナ様はヒルナーを蹴り飛ばして岩にぶつけた。

ヒルナーはどうみても死んでいた。

しかし、【再空】とヨネルナ様が言うとヒルナーは目を開け…

「え?ここは?」

「簡単には殺しません。それにアレテイアさんから殺すなと言われてるので殺しません。でも、死を味わって貰います。」

ヨネルナ様はヒルナーを胸ぐらを掴んで思いっきり地面に投げた。ヒルナーはどんどん地面にめり込んでいく。

それを追いかけるようにヨネルナ様はヒルナーが開けた穴に入って、ヒルナーの前に行き、【斬空】と唱えてヒルナーを切り裂いた。

そして、ヨネルナ様がヒルナーを掴んで穴から出てくる時には辺りはシーンとして、ヨネルナ様の様子を伺っていた。

すると、ヨネルナ様は「はぁ」と息を吐いて…

「アレテイアお兄ちゃん。はい、これ。【斬空】で切った瞬間に【再空】使ったから死んでないよ。」

「お疲れ様です。アカーシャ。」と頭を撫でるとヨネルナ様はとても嬉しそうにしていた。

次は俺の元にやってきた。

「リュウキお兄ちゃん、大丈夫?」

「俺は…平気だよ。ところで、なんでヨネルナ様がここに?」

「執行騎士の拠点にアサって名前の猫がいたのは覚えてます か?」

「あ、ああ。いたね。」

「あの子には僕がかけた絶対壊れない結界を貼ってました。

 ある一定の攻撃力以上のダメージを受けると僕に知らせが来 るようにしてて。で、それを感知したので来ました。」

「え?アサが攻撃されてからそんなに経ってないと思うんだけど。」

「え?マジカリアからディカイオまでは15秒もかからないのでそんなものじゃないですか?」

(俺、ティアに乗って半日かけて来たんだぞ…)

俺は言わなければならないことを思い出した。

「ヨネルナ様、ごめんなさい。期待に応えれるような結果を残せなくて…」

「そんなことないですよ。むしろ、聖魔十六界をここまで追い詰めたのですから上出来ですよ。頑張ったんですね。」

そこにアレテイア様が歩いて来た。

「ええ、お客人はよくやりました。これまで余達が教えた技術を己の力に昇華させた。それは並大抵の努力では得られないものです。」

二人の温かい言葉に泣きそうになっていた。

そうしていると、ディカイオの方から白い物体が飛んできていた




第12話を読んでいただきありがとうございます。

ここが第二章のクライマックスですが、大トリではない…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ