負けられない戦いがありました。
〈前回までのら〉
ベアトリクスと共にテロの状況を理解したリュウキはアレテイアに報告し、戦う決心を決めた…
預言の日——
それはひどく赤く染まっていた。
ディカイオの中心にある時計の針が一周し、音を鳴らすと——
どこからともなく大量の悪魔が一気に進軍してきた。
また、上空からは砲弾がいくつも落ちてきた。
アレテイア様は「作戦開始!!」と言って始まった。
まずは六騎士が悪魔の軍勢に一気に攻撃を仕掛けた。
「甘いぞ、悪魔ども!この程度で我に攻撃が当たるわけがないだろう!」
「ちょっと…!全く、バリアスってば、脳死で斧を振り回しながら突っ込むんじゃなくて、少しは作戦を…」
「作戦なんて…ワシらには合わんじゃろ?ベアトリクス。」
「モルドレッド、貴方はそもそも悪魔のところに行くまでが大変なんだから…ほら、連れていってあげるから捕まって!!」
「なんやかんやいって、ベアトリクスも突っ込んでるではないか」
「さぁ、ゼノス。私達もそろそろあの祭りに参加しましょ!」
「ああ、ルミナス。日頃のストレスをぶちまけよう!!」
ゼノスとルミナスも突っ込んだ。
「あれ?後は俺だけっすか?待ってくださいよー!!」
六騎士と悪魔の軍勢との戦いではいくつもの斬撃や衝撃波が飛び交っていた。
「あの人達は相変わらず楽しそうですね。」
「ええ、全くです。さて、お客人。余達の相手はそこです。」
「それでは予定通りに分断しましょう。」
余とお客人は聖魔十六界の近くにいなかった。
↓
余とお客人は聖魔十六界の近くにいた。
俺とアレテイア様は聖魔十六界の背後から攻撃を仕掛けた。
【炎龍】 【墜槍】
俺達はそれぞれを引き離すように技を打った。
「お前が噂の…ハルモアがお世話になったようだな?」
「ちゃんと部下の面倒は上司として見てほしいね〜」
「それは申し訳ないな。それじゃ、上司として部下の尻拭いをさせてもらおうか?」
敵は臨戦体制に入った。
ドン!ドン!ドン!ドン!
アレテイア様の槍の攻撃が敵を何度も襲った。
「驚いたよ…まさか、貴様が槍使いとは…」
「自ら情報を明かすものはいませんよ?招かれざる者」
アレテイア様は槍の刃の先を敵に向けた。
そして、アレテイア様は一気に近づき槍で攻撃した。
(クソ、なんだ!こいつの近距離戦闘は!?人間がしていい動きじゃないだろ!)
聖魔十六界の一人は[悪魔法]の〈悪魔生成〉を使って、応戦しようとしたが、アレテイア様は悪魔を振り回したり、悪魔の胴体を踏み台に攻撃を続けていた。
(とりあえず、これで余の実力の5%…倒さなくていい。ひたすら追い込んで、悪魔の力の情報を手に入れる…)
ドゴーン!ドゴーン!ドゴーン!
リュウキは敵の[悪魔法]の〈砲撃〉を避けていた。
(色々と理解した。奴の戦魔力は13程度…今の俺は10…普通に考えれば勝てないけど…体術と相性で勝つ!!)
【憑龍両天】ティアを中と外で4:6に分ける!!
「ティア、あいつの[悪魔法]は5発打つと3秒のクールタイムが生まれる。そこをついて色々仕掛けて[悪魔体]を見つけるぞ!!」
「承知しました。」
【雷龍】
俺は砲撃を3発、ティアは2発避けた後に近づいた
俺は【雷龍】で思いっきり蹴り、ティア【炎龍】で炎を与えた。しかし、どちらも効いてなかったので、一度引いた後に
ティアの【水龍】で縛り、ティアの【土龍】で打ち上げ、俺の【風龍・ウィルロネア】の力で思いっきり蹴って吹き飛ばした。
「少しダメージは通ったみたいだけど、条件がわからない…」
「主様。敵が様子見をしているように感じているのですが…」
敵はため息をして話した。
「はぁ、期待しすぎたのかな?まぁ、そろそろ実行しよう。」
敵は悪魔法で超巨大な大砲を出した。
「これで、[執行騎士]の拠点を壊せば、俺の任務は終了…簡単だな。」
その大砲はチャージを始めた。
俺はその言葉を聞いた瞬間、これまでの六騎士やアレテイア様との記憶が蘇った。
「そんなことは絶対にさせねぇよ…悪魔」
敵はこちらをチラッと見て言った。
「へぇ、やれるならやってご覧よ?お前がこれから負ける奴の名前[ヒルナー・フェースト]をしっかり身に刻んでな?」
ヒルナーは姿を消した。
バリアスさんの言葉:「敵を見失ったらすることは一つだ…」
「地面を叩いて砂を巻き上げて視界を奪う!!」
ボーン!!俺は思いっきり地面を叩いた。
「チ、見にくいな!!」
ヒルナーは風の砲弾で砂を飛ばした。
しかし、俺はその隙にヒルナーの背後についた。
アルバリックさんの言葉:「属性付与をした攻撃は…」
「相手の芯まで響かせろ!!」【雷龍】
俺は雷を拳からそのままヒルナーに伝えるように打ち込んだ。
(ダメージは通ってないけど、痺れてる)
「今だ、ティア!!」
シグルドさんの言葉:「火力を上げる一番の方法は…」
「その技の初撃に魔力を一点集中させること!!」
【炎龍】ドゴォォォォォン!!
ヒルナーは致命傷を負っていた。
「主様、相手の[悪魔体]の効果が分かりました。」
「本当!?何?」
「それは〈一定範囲内からの攻撃の完全無効化〉です。
私が遠距離から打った【炎龍】と【土龍】が効いてたのが良い証拠です。」
「よく気付いたな!?さっすが俺の相棒は違うな。」
「ただ、まだ仮説の段階であることにはご注意を。」
「じゃあ、その仮説を証明するぞ。」
俺は【雷龍】で再び近づいて…
ベアトリクスさんの言葉:「身体強化を最大限にするなら…」
「攻撃が触れたジャストタイミングで強化すること!!」
ヒルナーは吹き飛ばされたがダメージは負っていなかった。
そして、もう一度ティアの【炎龍】で長距離射撃をした。
ヒルナーは自身を大砲に入れて発射することで回避した。
「クッソ!!お前ら俺の[悪魔体]に気づきやがったな!!」
「ああ…もう…終わらせるぞ…」
第11話を読んでいただきありがとうございました。
やはり、文字だけでハラハラする戦闘を表現するのは難しいですが、最大限頑張ります。




