表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
青空と爆弾  作者: 108
6/10

e6:新たな舞台へ

 アキトは、国会議員として精力的に活動を開始した。


 彼の主張は常に平和と人権を基調とし、特に若者からの支持は絶大だった。


 一方、爆弾少年のメンバーたちは、それぞれの道を歩み始めていた。



 薄暗いライブハウスのステージ。


 スポットライトを浴びて、一人の男がギターをかき鳴らす。


 その男の名はユウタ。


 かつて爆弾少年のギタリストとして、激しい音楽で若者の心を揺さぶった男だ。



「この曲は、俺の親友に捧げる。あいつは今、国会議員として闘っている。平和のために、自分の信念のために…」


 ユウタの言葉に、観客は静まり返る。


 そして、次の瞬間、感情のこもった歌声が響き渡った。


 それは、愛と平和を願う、魂の叫びだった。



 一方、雑踏の中、一人の男がカメラを構えていた。


 その男の名はリョウ。


 かつて爆弾少年のリーダーとして、過激な思想を叫び、社会を震撼させた男だ。


「アキト、お前は変わったのか? それとも、まだあの頃の理想を追い求めているのか?」


 リョウは、ファインダー越しにアキトの姿を追う。


 国会議事堂の前で、平和を訴えるアキト。


 その姿は、かつてのリョウの理想を体現しているようにも見えた。


「俺はお前を許さない。お前が捨てたものを、俺は絶対に忘れない…」


 リョウは、シャッターを切り続ける。


 その瞳には、憎しみと羨望が入り混じっていた。


最後まで読んでいただきましてありがとうございます!


ぜひ『ブックマーク』を登録して、お読みいただけたら幸いです。


感想、レビューの高評価、いいね! など、あなたのフィードバックが私の励みになります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ