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002.依存

あーあ、何であんなに言葉遣い荒いのだろうか。あんなの実際に女の子だったとしても、付き合えねえな。

そんなことを思いながら、繋いでいたチャットを消そうとすると。

【めあさん:マジムカつく。お前なんかともうしたくない】


ん?もう連絡取らないと約束したはずなのに何で連絡取ってくるんだ、、、?


【自分:いや、だからしないって。文句言ってくるのに一緒に俺もやりたくないよ】


そして、何で自分も返事をしてしまっているんだ?自分でも分からないまま返事を返す。


【めあさん:お前が雑魚いのが悪いんだろうが!】


【自分:最初から雑魚いのは言っていたでしょ。あと、言わなかったけど、あなたが死んだとしても俺は何も言わなかったでしょ?そっちも死んでんじゃん。】


【めあさん:お前の方が雑魚いだろうが!何回も死んでるのはそっちだ!】


何言っても怒ってくる。そんな中で今まで言えなかったことも全部吐き出した。そんなことをしていきながら、喧嘩をしながら会話をしていく。

そんな中、めあさんがチャットとは別に呟いている。

【依存しちゃったのかなーあーあーーあーーーー】


ん?俺のことか、、、?

いやいや、そんなはずはない。だって、そもそも一緒にしていたといっても、1週間ぐらいだよ、、?

しかも、向こうはテキストメッセージだけだし、やっていることもゲームしているだけ。

特に趣味の話とか、好きなタイプとか、そういう会話って何もなかったはずだよね。。。

でも、大学生活が終わって、新社会人になる直前の暇な時間だったこともあって、ずっとやってはいたから、自分以外とあんまり会話するような時はなかったと思うし、、

そんな風に色々と頭の中で整理をしていくが、依存するはずはない。

だが、自分自身の気持ちに目を向けてみると、1週間という短い時間ではあるが、自分の心の中にはめあさんと過ごした時間が楽しかった部分が残っている。

テキストメッセージで、色々と指示されるだけだったりするし、おっさんかもしれないけれど、それでも自分の中に少しの好意を感じていたのは事実であった。違うって言われたらそこでキッパリ諦められるなとも思い、一応聞いてみる。

【自分:え?依存って俺のこと?】


【めあさん:、、、そうだよ!何でか分からないけど、気になっちゃうんだよ!】


え、、、?どゆこと、、、マジで?????

頭の中に?がたくさん浮かんでくる。お互いの顔も知らないし、めあさんの声も、そもそも性別すら本当に女の子か分からない。自分も惚れやすすぎるけれど、でも、それでも急展開過ぎるだろ。そんなことを思いながらも、気になると言われてしまったことで、ネカマだと思っていたとしても、それでもドキドキしてしまった。

自分の気持ちに整理がつけることが出来ないまま、自分の気持ちをそのまま伝えることにした。

【自分:え、、、いや、自分も気になってしまった。何でか分からないけど、返事をしちゃってるし。

じゃあ、怒らないのならまたゲームしよう】

自分の恋愛経験の少なさや、惚れっぽさ、なんだかんだ自意識過剰な自分自身の甘さがこんな風に言うことに繋がった。


【めあさん:お前が死なないなら私は怒らない】


【自分:だからそれは無理だって言っているでしょ!】


【めあさん:まあ頑張れ!】


なんて他人任せな発言なんだと少しの怒りを感じながらも、それでもまた一緒にゲームができることに自分は少しの嬉しさを感じていた。

今思えば、このやり取りで終わっておけばよかったんだ。だけど、そんなことはこの時は微塵も思わなかった。この時、しっかりと縁を切っていれば、こんなにも苦しむことはなかったのに。

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