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異世界で自由に生きたい  作者: 鯖の味噌煮
1章
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初依頼と新たな出会い

 

 今日泊まる宿を探している途中に服屋を見つけた。



 良く考えれば僕は高校の制服を着ているけど、異世界でこんな服を着ていると目立ってしまう気がする。



 現に周りには僕と同じような服装をした人はいない。



 このお店で買い物をして、ついでに良い宿を紹介して貰おう。

 商品を買ってくれた客に対して変な情報を渡す店は少ないだろうし。



「いらっしゃいませー!」



 店に入ると豊満な胸につい目が行ってしまう店員さんの声で出迎えられた。



 僕は早速服を選んでいく。

 赤色や青色なんかのアニメキャラなんかが来ていそうな服もあったけれど、流石にそういう服を着る勇気は出なかった。

 取り敢えず、無難に黒色のシャツや茶色のズボンを何着か購入した。



 会計をしている時に手頃なお値段の良い宿をお姉さんに教えて貰った僕は、そこに行ってみることにした。



 お姉さんに教えて貰った宿は2階建ての建物で看板には太陽のロゴマークが書いていて分かりやすかった。



「いらっしゃいませ〜!」



 両開きの扉をくぐると、元気いっぱいの女の子に出迎えられた。

 見た目は15歳ぐらいで笑顔がとても良く似合う可愛らしい少女だ。



「宿泊をお願いしたいんですけど、1泊いくらになりますか?」



「はい、朝食付きで銀貨3枚です。夕食を付けると銀貨4枚になります。料金は先払いで外で食べる場合は先に言って頂ければ返金致します」



「分かりました。それでは、夕食付きで2泊お願いします」 



「ありがとうございます!」



 銀貨4枚を女の子に渡す。

 この宿なら働かなくても1ヶ月は暮らして行けそうだ。

 




 案内してもらったのは2階の一番奥の部屋。机とベッド、椅子とクローゼットなどが置いてある。



 部屋に着いたら、先ずは制服から買った服に着替える。



「アイテムボックス」



 試しに想像して言って見たら本当に使えたので制服と買った服たちをアイテムボックスの中にしまう。



 そして次はお待ちかねのステータス確認タイムだ。

 レベル45の男を倒してどれぐらいレベルアップしたのか。






ステータス


[ 名前  ] 佐藤 蓮

[ レベル ] 22

[ 体力  ] 300

[ 魔力  ] 330

[ 攻撃  ] 255

[ 防御  ] 228

[ 魔攻  ] 270

[ 魔防  ] 247

[ 素早さ ] 245

[ スキル ] 写真家


写真家

・ 勇者

・ 聖女

・ 賢者

・ 結界師

・ 鑑定士


 


 お〜!

 レベル6から22になってる!



 良く見ればステータスも大体160前後上がっているし、これは凄く嬉しい。

 スキルで能力値が5倍になるから体力なんて1500もある。

 レベル6で45に勝てた分けだから、今ならある程度の相手には勝てるかも。



 でも調子に乗るのは良くないな。オーグも僕のレベルが低いから経験値が美味しいだけで、そこまで強い敵では無かったし。



 ステータスを確認していると、良い時間になりお腹が空いたので、下の食堂にご飯を食べに向かうことにした。



 食堂で出されたのはシチューにパンとサラダだった。パンは柔らかく、シチューは素材の味が生かされていて優しい味わいだった。




 夕食を済ませ部屋に戻った僕は生活魔法のクリーンをかける。

 クリーンは体の汚れを落として、綺麗にしてくれる魔法だ。

 日本人としてはお風呂に入りたい所ではあるけど、無いものはしょうがないので我慢する。



 体を清潔にしたところで、今日は明日に備えて寝ることにする。





・・・




 宿で朝食を食べた僕は仕事を見繕う為にさっそく冒険者ギルドに向かう事にした。

 


 入り口の前についたらギルドの扉を開けて依頼が張り出されているボードに向かう。



「おい、あれがオーグを殺した新人だぜ」

「ふーん、あれが」



 僕がギルドに入ってからコソコソと昨日の事を噂している他の冒険者の声が聞きえる。



 そんな声を聞き流しながら依頼書を見る。最初はゴブリン討伐から始めようと思っていたから、クエスト選びに悩む事は無かった。



 そのまま紙を持って受付嬢に依頼を申請しに行く。



「おはようございます、依頼の受注をお願いします」



「かしこまりました。冒険者カードと依頼内容を確認させて頂きます」



 今担当してくれている受付嬢は昨日の子とは違う人で、今日はクールビューティーなお姉さんが受付をしてくれた。



 依頼が受理された後は、さっそくゴブリンが出る西の平原に向かう。




 平原に移動した僕は目的のゴブリンを見つけた。

 全身は緑色で身長は成人男性のお腹ぐらいまである。

 全体的に小汚く細身な体をしていて、頭には小さな角が一本生えている。



 一応鑑定をして見たけど明らかな格下だ。最初に倒した騎士たちよりも弱いだろう。



 好都合な事にゴブリンは5体もいるから、コイツらを倒せば依頼を達成出来る。

 


 奴らが気付いてないうちに魔法を放つ。



「アイスランス」



 氷で出来た槍が5体のゴブリンに向かって行く。途中で自分たちに向かって来るものに気づいたようだが、避ける事が出来ずにゴブリンは倒れた。



 聖剣で倒したゴブリンの耳を切り落としアイテムボックスに入れる。

 討伐した証として持って帰らなければ依頼を達成した事にならないのだ。



 ゴブリンを討伐してのんびりと帰っていると、少し先にある木の下で誰かが倒れているのが分かった。



 近づいて見てみると、衣服に血液がべったりと付いた若い女性がいた。



 何とか息をしているようだが、今にも死にそうな感じだ。



 うーん?

 どうしよっか?





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― 新着の感想 ―
[良い点] 面白い小説を探してました!頑張って下さい。 [気になる点] 能力値が能力地になってます。
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