ピクニックと膝枕
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「そういえば、結局コイツらは誰だったの?」
「闇ギルドの生き残りらしいです」
「あー、さっきの奴が今のリーダーだったってことか」
「はい」
後始末はしっかりしないとダメだな。いや、でもあの時に現場に居なかった奴まで探して殺すのは難しいか。
結局この日は食事を取ってホテルに帰った。
人間は生命の危機を感じるほど子息を残そうという本能が働くらしい。
そのせいか、その日の夜はいつもよりもダリアが積極的だった。
・・・
ダリアが誘拐されてから2日が経過した。
色々と合った次の日は休みにして、2人でずっと布団の中にこもってダラダラと過ごしていた。
そして現在。
昼頃まで部屋でゴロゴロしていた僕とダリアはいそいそと出かける準備をしていた。
今日はダリアと2人でピクニックをするつもりだ。
ダリアに何かやりたい事はないか聞いたところ、ピクニックがしたいと言われていたので決行する事にした。
ダリアがお弁当の準備をしてくれている間に僕は彼女の好きな甘いものを買いに街へ向かう
まずはダリアが良く幸せそうな顔で食べているドーナツを買いに行く。
店の前に行くと列が出来ていて購入するまでに5分ぐらいかかった。
それから街を散策して食べたい物を探す。
「いらっしゃいませ〜!」
そうするとアイスクリームを売っているお姉さんを見つけた。
とにかくダリアは甘いものが好きだし、僕もアイスクリームを食べたいので買うことにする。
「バニラとストロベリーとチーズにチョコレートを1つ」
「はい、ありがとうございます」
アイテムボックスに入れればアイスだろうと持ち運び出来るのは便利だ。
これで好きな時に食べる事が出来る。これも地球にいたら出来なかった事だ。
「お待たせしました! 君イケメンだから少しサービスしちゃった」
そう言われたので見てみると確かにアイスの量が増えている気がする。
「ありがとうございます」
「いえいえ、またご利用ください!」
こうして街で色々と買った僕はホテルへと戻る。
「お帰りなさいレン様」
「ただいま」
やっぱり、帰って来てダリアに『ただいま」と迎えられるのは良いな。
コレがホテルじゃ無くてマイホームだったらもっと気分が良いのかも知れない。
それからお互いに準備を終わらせた僕たちはピクニックをする予定の平原に向かった。
今回ピクニックをするのは平原の中にある色とりどりの綺麗な花が咲いている場所だ。
さっそく雑貨屋で購入したレジャーシートを広げていく。
そこに2人で座ったらダリアが作ってくれたお弁当を食べ始める。
ダリアが作ってくれたお弁当にはサンドイッチと卵焼きにウインナーやミニトマトなんかが入っていた。
いかにもピクニックっ感じてのメニューに空腹が刺激される。
まずはサンドイッチを口の中に運ぶ。
「美味しい」
僕がまず口に運んだのはカツサンド。パンの柔らかい感触に肉厚なカツがマッチしていてとても美味しい。
カツサンドだけじゃ無くて、フルーツサンドやタマゴサンドもあって美味しかった。
「ありがとうございます」
こちらこそ美味しいお弁当を作ってくれてありがとうという感じだ。
最初は出店で色々と料理を買おうと思っていたけどダリアが作ってくれるというので素直に甘えることにした。
「ふぁー」
何だかご飯を食べたら眠くなって来た。
「レン様」
呼ばれたので彼女の方を振り向くと正座をしてポンポンと自分の膝を叩いていた。
「もし、よろしければ」
少し恥ずかしそうにダリアは言った。コレは膝枕というやつだろうか。
「良いの?」
「はい」
さっそく頭をダリアの膝に置いてみる。スベスベで柔らかい感触がして気持ちいい。
「ど、どうですか?」
「うん、気持ち良いよ」
目の前にはたくさんの綺麗な花たちが並び絶景だ。
それをダリアに膝枕してもらいながら見るのは何だか癒されるし、彼女を独占しているようで嬉しい。
「少しくすぐったいですね」
そう言いながら頭を撫でてくれるダリアに癒されつつも僕は眠りについた。
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