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異世界で自由に生きたい  作者: 鯖の味噌煮
2章
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戦闘とナンパ



「な! 幹部のサイオン様が!」



 僕が幹部の1人を瞬殺した事で動揺しているようだ。

 その隙をついて残りの下っ端と幹部に氷魔法のアイスランスを放った。



「グハッ!」



 下っ端は倒すことが出来だが、幹部を倒すことは出来なかった。

 下っ端と言っても死んだ幹部が言ってた通りに、精鋭なのか平均で60レベルぐらいはあった。



 レベル60という事は冒険者で言うとCランクぐらいの強さという事になる。



「行けると思ったんだけどな」



 どさくさに紛れて残りの幹部も倒せるかと思ったんだけど、そんな甘くは無かった。



「そこの死んだ雑魚と一緒にするな。ソイツは俺たち幹部の中でも最弱」



 何かよくアニメとかでよく聞くセリフだな。



「そうなの?」



 同じ幹部のおじさんに聞いてみる。

 


「知らん、ただアイツは俺たちは幹部の中で一番足が速いと言われてる」



そう言われたので鑑定でステータスを見てみる。




ステータス


[ 名前  ] ソウマ

[ レベル ] 115

[ 体力  ] 480

[ 魔力  ] 460

[ 攻撃  ] 750

[ 防御  ] 345

[ 魔攻  ] 285

[ 魔防  ] 380

[ 素早さ ] 875

[ スキル ] 神速




 確かに素早さの数値がかなり高い。その分、攻撃を除く他の数値が低いけど。

 そして、神速のスキルは自分の素早さを5倍に出来るらしい。



 素早さを5倍にされたら僕の素早さと同じぐらいになるから面倒臭いど、おじさんにスキルを消して貰えば良いね。



「じゃあ、おじさん」



「あぁ、もうやった」



 おじさんからもスキルをコピーしてあるけど、クールタイムもあるし、いざという時の為におじさんにスキルを使って貰う



「この俺の神速を魅せてやろう!」



「おじさんのスキル知らないの?」



 元仲間なんだから自分のスキルが消されてるとか考えないのかな?



「俺はスキルなんか使わなくても速いぞ!」



 そう言って彼はこちらに突っ込んできた。



 でも、元の素早さが僕より高くても、こっちはスキル勇者の恩恵でステータスが5倍になっている。



 本当に反則だよねこの勇者って言うスキル。神速が素早さを5倍にするスキルって事は、全部のステータスを5倍に出来る勇者の完全下位互換じゃん。



「ほい」



 彼の攻撃を避け、聖剣で横一閃にする。



 素早さでも圧倒的に上回っている僕から見れば彼の動きは決して速くは無かった。

 自分のスピードに慢心していた彼は自分の攻撃が避けられる事を考慮してなかったのか、とても反撃がしやすかった。



 そして、横一閃に斬られたか体は血飛沫をあげながら上半身が地面に落下する。



「流石ですレン様」



 戦いに勝った僕をダリアがいの一番に褒めてくれる。



 まぁ、神速のスキルを相手が使えていたら、面倒臭い敵だったとは思うけど。



「ありがとうダリア」



「レン様は負けないと分かっていましたけど、お怪我が無くて良かったです」



 そう言って近づいてきた彼女は僕を抱きしめてくれた。

 着痩せするタイプで、実はかなりの大きさを持つスイカ2つの感触を満喫する。

 あと1時間はこの状態のままでいたい。



「助けてくれてありがとう」



 ダリアと抱き合っていると、先ほど闇ギルドの人間と1人で戦っていた女性がお礼を言ってきた。



「いえ、紳士として当然の事をしたまでであります!」



 そして、横から急に出てきて返事をするおじさん。

 可愛い女の子が出てきてテンションが上がってるんだろう。



 彼女の見た目は、美しい金髪に大きな猫目をした可愛い系女子だ。

 ちなみに、とある部分の膨らみはほぼ無さそうだ。



「あなたもありがとうございます。先程のお話しを聞くに相手のスキルを打ち消すスキルでもお持ちなんですか?」



 と可愛いらしい笑顔で質問する。



「そうですよ! 俺の手にかかればお茶の子さいさいですよ」



いくら可愛い女の子に聞かれたとはいえ、自分のスキルをそんな簡単にバラしちゃダメでしょ。

 絶対に娼館とかで安易に情報を漏らすタイプだな。

 


「凄いですね!」



「いや〜、それほどでも!!」



 褒められて有頂天になっている。というか、本当に闇ギルドの幹部だったのかな?

 


 実力さえ有れば良かったとか?



 僕が殺した2人もあんまり頭が良くなそうだったし。

 幹部と言っても人を使うんじゃなくて、使われる側だったのかな。



「そういえば、お嬢さんの名前はなんて言うんですか!」



 まだこの人の名前を聞いてなかった。

 おじさんにしては良い質問だ。



「僕の名前はルカって言います」



「ルカちゃんか〜、見た目通りの可愛い名前だね〜!」



 何かもう、ナンパにしか見えないね。



「あと、僕の性別は男でーす!」



「え?? 嘘だー!!!!」



 突然のカミングアウトに驚くおじさんと僕。そして、その横では笑いを堪えられないダリア。



 多分、彼女はルカの性別が男だって知っていたな。



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