Break Time ー せんせえ たいすき
わたしのなまえはミーム、9さいです!
はらかんだ村っていう、おうちとかかぐとか、木をつかってなにかつくる人がたくさんいるところにすんでます。
わたしのおうちはかぐをつくるおうちで、じぃじはそんちょうっていう、村のえらい人をやってます。パパはまいにちつくえとかたんすとかいすとかつくってます。ママはごはんをつくったりおせんたくをしたり、おうちのおしごとをしてます。
わたしはまえからママのおしごとをてつだってます。おりょうりとかおそうじおせんたくがじょうずにできると「ミームはいつでもおよめさんに行けるわね」っていつもほめてくれます。
およめさんかぁ〜。ママみたいなおよめさんがいいなぁ。
でも。わたし、およめさんもいいんだけど、ゆめがあります。それは、だいすきであこがれてる人のでしになること。
その人は、エイミーせんせえです。
エイミーせんせえは、わたしたち村の子どもに、字のよみかたかきかた、あとさんすうのおべんきょうをおしえてくれます。わたしは字のおべんきょうがすきだけど、ほかのみんなは、おうちのためにさんすうをがんばっています。
エイミーせんせえはこわいときもあります。でもそれは、わたしたちがおべんきょうちゅうにうるさくしたり、きゅうけいからいつまでたってももどってこないときとか、わるいことをしたときにしかこわくありません。いつもはとってもやさしくてすてきです。
おもうことがあります。わたしきょうだいがいないから、せんせえみたいなおねえちゃんがいたらいいなって。やさしいおねえちゃんのようで、たよりになるおにいちゃんみたいなエイミーせんせえが、わたしはだいすきです。だからせんせえのでしになりたいとおもいました。
せんせえのでしになるんだ! ってきめたのは、パパがあつさでたおれたときです。「せんぷうき」っていう、かぜがふくかぐをかんがえて、たくさん『まどうし』をかいて、村のためにがんばったのをみたからです。
字をかけるだけでこんなにみんなのやくにたてるんだ。わたしもせんせえみたいになりたい! パパをたすけてくれたせんせえを、わたしがたすけたい! って、そうおもいました。
わたしはまだ9さいだけど、どうしてもせんせえのでしになりたくて、どうすればいいのか、パパとママにそうだんしました。
ふたりはすこしかんがえたあと、まだ9さいだけど、ミームがどうしてもそうしたいならそうしてもいい。でも、せんせえのいうことはぜったいにきくこと。それがししょうとでしなんだぞっていいました。パパとママからおゆるしは出たけど、じぃじがいいといわないとだめだから、じぶんでおはなししなさい、って言われました。
おもいきってじぃじにうちあけると、じぃじもさんせいしてくれました。
でも、ひとつだけじょうけんがあって、それはわたしがじぶんでせんせえにでしになりたいっていうこと、です。じぶんのだいじなことはじぶんでちゃんとしなさいって。
どきどきします。せんせえなんていうかな? だめっていうかな。だけどわたしはどうしてもせんせえのでしになりたいとおもいます。
じぃじたちには、なつ休みのかぞくりょこうにせんせえをさそって、そのときにいおうかな? といったらそれがいいだろうっていってくれました。
はやくなつ休みにならないかな。あ、そうだ。でしになれたときのじゅんびしなきゃ。それがないとだめってじぃじもいってたし。
かっこいいのかんがえておくからね、せんせえ!




