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第13話 ー カレーは正義です!

 一通りの料理をいただき、紅茶を一口。


「ふうぅ……。美味しかったぁ〜」


 初の異世界料理は、もうどれをとっても美味しい! その一言しかなかった。どうも私は、料理の感想を語るスキルが皆無のようで、生前も「美味しい」「旨い」くらいしか言っていなかったことをハッと思い出した。


 というよりも、前世で食べてきたものとほとんど違和感がないんですけど。

 あえて言うなら味付けがちょっと濃いかな? くらいのものだった。濃いけどこれは好みの範疇に収まる、という程度。今度は2と3も食べてみよう。空腹も満たされて一息つくと、いくつか気になることが湧き上がってくる。


・飯3の『その他』とはなんなのか?

・なぜ具体的なメニュー名ではなく『飯1〜3』と書かれているのか?


 ……と、ぼんやりしながら頬杖ついてステボを見つつ考えていると、可愛子ちゃん店員が食器を下げにこちらへやって来た。あぁ眩しいよスマイル。


「いかがでしたかー?」

「えぇ、とても美味しかったです、ごちそうさまでした」

「お口に合ってなによりです!」


 あぁ眩しいよスマイル(大事なことなので二回云々)。


「えっと、ひとつお聞きしたいのですが、飯3っていうのは? さきほどはその他と言ってましたけど」


 私の問いに可愛い子ちゃん店員は小首を傾げて少し考えている。その様がまた可愛くて私もつい見惚れてしまった。そんな私の熱視線に気づいたのか、ハッと視線をこちらに向けて、可愛い子ちゃん店員は思いついたように話し始める。


「お客さん、こちらは初めてなんですね! えっとですね、3っていうのは、簡単に言うと、例えばシチューとかカレーとか……」


 何ですって!? カレーですと? この世界にもカレーがあったとは! っといけないいけないここは落ち着け私。実は前世の私の大好物はカレーで、週一で必ず食べていたくらいに好きな食べ物。酷い時になると「カレーになりたい」などと、もはやアレな人かと勘ぐられるくらいのことまで言って憚らなかった。


 いいねいいねこの世界で生きる自信が湧いてきた! カレーは正義! カレー無き世に光はないのよ! っと、念の為確認しよう。


「ち、ちなみに今日の飯3はなんだったのですか?」


 変なテンションを隠すように尋ねると、


「今日は猪のタンシチューですね。でも毎週金の日の飯3はカレーなんですよ」

「いいですね! では金の日(金曜日ってこと?)に是非伺いますね!」

「金の日と言わずいつでもいらしてください!」

「はい! 是非!」


 断言しちゃうけど、味良し可愛子ちゃんよし雰囲気よし。こんなお店常連になるしかないでしょ!? なんといってもカレーですよカレー!!

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