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限りなく「余命なし」に近い末期―Gate to paradise 楽園(ユートピア)への門― ーこの世のすべてを知っている方そして愛するものに捧げるー

作者: ダニエル・大阪

<全てを知る人>に限りなく日々迫る。そして早い目に危機を察知し<安全安心世界>に避難する必要の高次の物語です。


本稿の<はじめに>と同じ

本稿構成と目的…近未来国際SDGs(国連持続可能な開発ゴール)小説(全世界共有テーマで日本人的には異例の海外向け翻訳出版の期待前提)


72歳の主人公、榊原郁生は「余命一カ月」として日本初ノーベル文学賞受賞川端康成の自殺を自分の青春、人生と重ねた。その後、生き続け(本稿)『限りなく「余命なし」の末期』ユートピア楽園への門に入る関連近未来国際SDGs小説の試み。


従って、本稿は、SDGs、人類の理想卿、ユートピアを目指すものとして、政治党利党派宗教宗派を超越した上にある人類の高次元真理、全地球規模の究極の平和、理想に向けた「地球人」宇宙的主観の「どうしたらこの世で真のよい人間になれるか」ユダヤ人少女が書き残した『アンネの日記』的視点で青少年、日本人のみならず全人類全世代にその国際性の自省の一端になればとの期待を目指す「例え、フィクション」です。

組織団体のみならずSDGsの高次の原則を国連広報においても<自分事化>を勧め、すべての個人に帰して目指すものです。


読後、「美しい心」を一層育てる後悔の少ない「よい人間」として『十六歳の日記』の祖父の死で孤児、戦争、特攻死をみた川端康成が望んだ(であろう)人間としての「平安」の道「美しい心」によって歩まれる一助になれば誠に幸いです。

特に茨木市に居住通勤通学訪問する方へ茨木市民は地球市民=市民憲章・三つの都市宣言の美しい永住のまちの世界モデルとして、どこでも地球市民協働、国際貢献、教育のまちの理想に進展、<地球人・地球人憲章>へ世界拡散される将来ビジョンの実現が期待されます。


本稿は新型コロナウイルスの地球汚染後の<地球人・地球憲章>平和で安全なα<地球は一つ、人種は一つ、法令は一つ宇宙自然の法則《愛》>ωのSDGs近未来小説です。


<はじめに>

本稿構成と目的…近未来国際SDGs(国連持続可能な開発ゴール)小説(全世界共有テーマで日本人的には異例の海外向け翻訳出版の期待前提)


72歳の主人公、榊原郁生は「余命一カ月」として日本初ノーベル文学賞受賞川端康成の自殺を自分の青春、人生と重ねた。その後、生き続け(本稿)『限りなく「余命なし」の末期』ユートピア楽園への門に入る関連近未来国際SDGs小説の試み。


従って、本稿は、SDGs、人類の理想卿、ユートピアを目指すものとして、政治党利党派宗教宗派を超越した上にある人類の高次元真理、全地球規模の究極の平和、理想に向けた「地球人」宇宙的主観の「どうしたらこの世で真のよい人間になれるか」ユダヤ人少女が書き残した『アンネの日記』的視点で青少年、日本人のみならず全人類全世代にその国際性の自省の一端になればとの期待を目指す「例え、フィクション」です。

組織団体のみならずSDGsの高次の原則を国連広報においても<自分事化>を勧め、すべての個人に帰して目指すものです。


読後、「美しい心」を一層育てる後悔の少ない「よい人間」として『十六歳の日記』の祖父の死で孤児、戦争、特攻死をみた川端康成が望んだ(であろう)人間としての「平安」の道「美しい心」によって歩まれる一助になれば誠に幸いです。

特に茨木市に居住通勤通学訪問する方へ茨木市民は地球市民=市民憲章・三つの都市宣言の美しい永住のまちの世界モデルとして、どこでも地球市民協働、国際貢献、教育のまちの理想に進展、<地球人・地球人憲章>へ世界拡散される将来ビジョンの実現が期待されます。


本稿は新型コロナウイルスの地球汚染後の<地球人・地球憲章>平和で安全なα<地球は一つ、人種は一つ、法令は一つ宇宙自然の法則《愛》>ωのSDGs近未来小説です。



★プロローグ「余命一カ月」

72歳の榊原郁生は「終活」の自覚とともに「わが心そこにあらず。そこにいても心は別のところにある…」と思うようになったのはいつか、10代の頃かもしれないと思いつつ、2018年3月11日、日本の転換点となったあの「3.11」の日、大阪府茨木市営「川端康成文学館」を訪れた。

そこの個室「川端の座」鎌倉自宅書斎の一部を模した「平机の座布団」に座って自分の人生と、自分と同じ齢72歳の4月16日にガス管を銜えた川端の人生を重ねた。「余命一カ月」の心が迫り『自死の目的は…』と“声”が聞こえた…。


1945年7月6日“一億総玉砕”が叫ばれる中、郁生の家族5人、いや6人は、『三日天下』と揶揄される戦国大名明智光秀築城の山陰城下町に家族で米軍空襲を避け疎開した…8月6日広島原爆爆死「余命一カ月」の奇跡だった。郁生は四か月後12月に誕生、そこで5歳の時、朝鮮戦争の緊迫、10代、ソ連の人類初宇宙周回飛行、ケネディ米大統領のアポロ計画発表と暗殺など…世界史を体感、20代、東京丸の内でコンピューター・システム開発業務担当中、川端康成のノーベル文学賞受賞、三島由紀夫の自決、人類の月面到着テレビ、大阪万博など、激動を実感…川端はなぜノーベル賞4年後4月16日に自殺したのか「余命一カ月」、孤児根性の末期を追うと、みえてきた未完の遺作『たんぽぽ』の自然花の力。郁生は文学館を出た。自然歩道で狂い咲く一輪の「たんぽぽ」の羽根が天空に舞い上がり全世界を覆う奇跡を祈った…。時が過ぎ、ある日、次の自然薫る心躍るも不可解な「招待案内」の航空便が届いた…


Θ「この世のすべてが知りたい」《「命輝く園」未来》へご招待

「重要・内密」・できるだけお早く 20××年×月×日

Θ片隅に咲く心美しい人の花「たんぽぽ」のようにΘ

親愛なる あなた様へ

     20××年《「命輝く園」未来》の創設実行委員

"Life shining garden":命輝く園

             天帝 代理 ダニエル・南方 署名


あなた様におかれまして、待ち遠しい全人類の希望「未来に続く英知」を結集して、20××年までに実現させる「命輝く園」の創設計画にご賛同ご協力に心から感謝いたします。

…郁生は冒頭からこの計画に賛同協力した覚えはない、怪しいと思った…さて、《「命輝く園」未来》が完成し今年からその実効性をご体験いただく運びとなりました。全世界からふさわしい方に、順次ご案内、ご希望の日程で《「命輝く園」未来》をご体験いただいています。

人類が追い求めてきた楽園『エデンの園』が有名です。平和のユートピア、理想卿、無何有の郷、それらの上をいく夢を超えた現実《「命輝く園」未来》Life shining garden future・Lsgfエルエスジーエフで人間として本来あるべき正しい青春時代の1週間(人生のやり直し)を楽しみ若返っていただきたいと思っています。


・美しい大自然の中で生きることの楽しさ・衣食住の満足

・束縛から解放された心身の自由回復若返り

・不変の生きがい、間違いのない真の人生の発見と再スタート 


他多数のプログラム・イベントが出展予定されています。つきましては、今回、特にあなた様に1週間の招待状を同封させていただきました。当園への行程、園での1週間の滞在は、当然のことながら、必要なものは当方ですべてご用意いたします。

当方のメンバーがお伺いし、付き添いご案内いたしますので、ご安心ご期待のうえ下記のアドレスまで応諾の是非とご希望の日程などをご連絡くださるようお知らせ申し上げます。


メールアドレス invite@lifeshininggarden …郁生はこの手紙を受け取って「鵜呑みにしない」真偽の必要を考える脳、意識、知識、知恵がまだあることを幸いに思いつつ、読み直した。


★《「命輝く園」未来》の概案と疑念

郁生は、似たような「夢の島」の実現に、確かに大阪府美善市の市民として企画提案をした【過去】を思い出した。その手紙記録を探し72歳のファイルをみつけた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

仮想通過・日米株価急落2018年2月5日

2025日本地球博覧会誘致委員会事務局の皆様へ

    「美と善」を優先する「永住のまち美善市」の

「市民憲章と都市宣言」代弁者としてのご協力

2025日本地球博覧会「命輝く島」実現誘致案について

拝啓 頭書地球博誘致について、美善市では今年市政施行70周年の各種企画があり「美善市の市民憲章と三つの都市宣言(資料A:以下「美善市民目標」という)」の党利党派を超えた「美善市民は地球市民・地球人」の観点から、次の概要を2025「命輝く島」の実現、ご協力ご参考として提案いたし、少しのお役に立てれば、誠に幸いです。


…郁生は、この前文で想定した次の❶からの自己「誘致案」と、今回届いた「《「命輝く園」未来》への招待状」の関連性キーワードを追い真偽を探った… 


❶1970年地球博“Earth E×po70”から再び大阪・関西を世界へ

➀1970年大阪蓑田市地球博は、「人類の進歩と発展」をテーマに…今日想定外の多面的波乱に…、1972年欧米系シンクタンク、『成長の限界The Limits to Growth』「人間の狭い視野」の警告…

➁広範な視野識者ら見方「1914年から人類100年戦争中」【世界終末時計】2分前、核兵器、自然環境、地球自転の遅れ、巨大地震、火山噴火、災害など多発…南海トラフ地震と大津波…

➂社会問題を解決するアイデア募集…地球博テーマ〈80億人を幸せにする「持続可能な開発目標(SDGs)」の実現〉…古代より人類の目標(理想卿・ユートピア…)今日「地球市民・地球人」の自分化認識拡大…


❷美善市など自治体の未来事例の拡散

➀1948年市政導入の際「いつの時代にもどんな状況でも変わらない平和な地球市民=国際人」の理念を市民憲章と都市宣言に…戦後に喘ぐ市民を説得協働採択・資料A…

➁美善市では資料B「地球市民パスポート」「世界よい日記賞」の市民アイデアがあり世界に発信中…

➂2025大阪地球博誘致で➀➁を全世界に発信…国連SDGsと調和展開の組織集団、国際的評価の一致高揚…


…郁生は、それらを想定した<過去の自分>に一息入れたく、コーヒーミルの砕く音とともに理知の香りを吸い込んだ。

そして窓辺に寄り、隣人愛が消えていく美善のまち、道路の人声、赤ちゃん子供の泣き声叫び声…上空の爆音を聞いた。


その振動が郁生のガラス脳、いや川端康成の繊細な心を震わす…敗戦後の日本文学として“死”に向け飛び立つ若者がいる特攻基地を訪れみた川端は、1946年7月、世界の多くの文豪らが癒しと諭しの源泉としたように『聖書』から、その巻末ヨハネの黙示録』を引用し『生命の樹』を発表した。郁生、1歳の時である。

戦争空襲で焼け野原となったまちの街路樹。炭の槍のように尖った街路樹の幹から、若葉が噴出している…『…生命の水の河…その河の左右にある生命の樹…樹の葉は諸国の民を癒すなり。…』。

特攻機で帰還しなかた恋人を慕うも、新たに生きようとする純潔な若い娘、啓子。『我また新しき天と新しき地とを見たり。これ前の天と前の地とは過ぎ去り、海も亦なかりき。』啓子は新しい人と生きる…


川端の青春小説を思い出した。郁生は川端のその思いをもって72歳の手紙の重要なポイント❸から❹を追った…

❹大規模地震津波災害対策「安全安心:ノアの箱船型地球博誘致」のアイデア

➀南海トラフ地震津波対策…「自然はいつも人間知を超え想定外」の事実真理脅威の熟知徹底(近年日本事例多発…郁生、いや地震学者もまさかの2018.6.17大阪北部地震の揺れと混乱…郁生は「南海トラフや!」と妻と飛び起きた…)

➁人類史文献の災害克服ひな型「ノアの箱船」の安全安心対策…船の漢字…なぜ八の口=8人の船か…バベルの塔➀対比

➂想定外の地震津波対応「ノアの箱船型展示会館」の構想…本システムと思考は他分野への応用可能…

➃「命輝く未来社会、新天地への箱船」は「AIやVRなど最先端技術を活用した医療・健康、スポーツや娯楽、新ビジネスを積載した持続可能SDGs未来社会」の「現代版ノアの箱船」…


…郁生の脳裏で、イメージが浮かぶ、箱船は夢の島に接岸し災害時の避難所、安息も兼ねる。閉会後も各地で再利用される…アイデア応用、某ハウスメーカーに「個人戸建て住宅:命輝くノア小舟」を提案済み…地震津波の自治体対策に応用。大洪水の時、ノアは年齢600歳で長寿の記録(大洪水は地球を覆っていた「水の環」が崩落、地下水も噴出の地殻大変動、天変地異=山脈海溝の現地球となり「虹がみえ」紫外線が防御されず、以後肉食も始まり人間の寿命が急激に劣化…多くの科学的検証見解と調和説…最新科学の検証の展覧…


❺「夢の島=夢の国」人と動植物の楽園「エデンの園」への回帰策

➀夢の島は「地球市民のバラ園」(世界の自治体「地球市民」を表象するバラを4年に1度公募展示「バラリンピック」…

➁「古代より愛すべき羊」の牧畜など…美善市の美と善も「羊」のを擁し愛すべき市民、地球市民・地球人による平安なまち、永住のまち、市単体で持続可能なまちへの地方創成…

➂地方創成「羊の牧畜をベースに自治体・地方銀行」主導で試行拡大の勧め…羊毛で新規プラスチック製造の工業化も他

➃「夢の島」は、人と動植物の楽園、浮上ホテル「命輝く船」が発着、地球市民への解放国際リゾート「地上の楽園=憩い=《命輝く園》未来」都市の実現(仮想)…


…郁生は思わず心を震わせ、指さした「《命輝く園》未来」…このキーワードが「香しいたんぽぽの招待状」受理へ誘う…聖なる高次な世界とつながる高潔な喜びにリンクした可能性を感じた…。

つけっ放しのテレビから悲惨なニュースがその平安をかき乱す。なぜ人が人を殺し、不実であり続けるのか。今までの人生でどれだけの殺人、いや戦争、テロ、裏切り報道を自分の生活に埋葬、無視してきたことか…。どうしようもない無為の人生を自省、冷めたコーヒーの苦みに脳を覚まし、《命輝く園》未来のもう一つの重要な難題の結論、アイデアを追った…


❻安全安心対策:前記構想の各種問題点と対策

➀「地球市民パスポート(Earth passport「アスポ」)」の活用(ひな型資料B):参加者一人ひとりが「人間としてどれだけ正しい自覚をもって行動できるか・しているか」を自問、自制のツールを常時携帯…

➁「2025日本地球博」は「1970人類の進歩と発展」の今日的波乱“海”から“平安”➀に回帰。日本初のノーベル賞作家も描いた戦後日本の再生『聖書』“生命の樹・癒し”への実現…


…郁生の澄んだ脳内で、手紙の文意が、『聖書』創世記を通して天と地を行き交う。「大洪水」はなぜ起こったのか。その時なぜノアとその家族8人だけが、川端が書いた暫定的な「新しい天と地」の約束された地に着地したのか。ノアが称える天地創造の神、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の神は同一の神。

日本教(山本七平著、イザヤ・ベンダサン関係)という八百万の神々、地上の神社祭壇のその上、天空の究極に存在する天地創造の神が、川端も啼き描いた『生命の樹』が最終的に人類の涙を癒す。


郁生も購入した日本の文部科学省が勧める一家に一枚の「宇宙図」の無から人=自分を生んだ最新科学の解き明かしの図式が“見えない存在=無”に至る道138億光年とされる時空を瞬時にさかのぼる。人類と宇宙の理性、ビッグ・バン理論を〝爆発〟から収縮させた。宗教と科学の「真理」〝無〟で一致した。一つになるはず、と理解する世界の科学の認知=偉大な力Something Great、全知全能者が森羅万象に迫る。

「この世のすべてが知りたい」全人類すべてのものの究極のルーツに至り考える「あなたのための招待のイベント地球博」。それは宗教も科学も哲学も医学も経営学も政治学も何もかも統合調和、<知の頂点>に立つ、全知全能の偉大な存在。信教の自由の国際道義において個々の“神”を強制しない「地球市民・地球人の地球博」を郁生は想起し、手紙の終わりに移る…


➃「全知全能者は人の心を読めます」「命輝く船」「エデンの園・夢の島」においても、「悪意の人間」の入場、入船を拒否する「システム開発=AI」を想定。「地球市民・地球人」を歓迎する「最新AIと科学の実践の場」…。食べてはいけない木の実、自分を神のようにする【死に至る毒】を隠れて食べたアダムとエバ、その子孫の労苦困難の果ての死は全知全能者に見透かされていたことはクリスチャンでない人も【現在】国際的認識とされ、多くの人の知る所。

21世紀の地球人、地球市民の教養として知るべきことかもしれません。【人の心を読む】システム実践の安全安心地球博。この基本構想を至急世界発信プレゼンすること、「善の競争」こそ、2020年「東京オリンピック」から、地球博誘致実現と「平和経済技術大国日本、唯一の被爆国日本」の責務として「大成功」に至る道かもしれません。


…郁生は、広島原爆の地から「1カ月前」に一家で脱出「六つの命」のうえに全人類の救いを重ねた。それは個々の人、親が「美と善」を求める「命輝く園」未来への「命輝く船」に自分から乗り込むこと。…父母を幼少で亡くし祖父母も亡くし十代で孤児となった、川端の「生命の樹」偉人らその追随者、知らずして死んだ人々に郁生は哀れの涙を覚え…涙目で自分の手紙最期が光り輝くのをみた…


頭書のご関係者のすべてに、歴代米国大統領の演説の終わり、「神のご加護」を祈る『聖書』大国アメリカの歴史のルーツは…イスラエル、ユダヤ、モーセ、アブラハム、ノア、そして神に反逆し【悪】を拒否できなかった罪人アダムへ…。それは日本人のルーツのノアでもあり、【悪】を拒否するシステム、『AIが神となる日』を夢見る人々、AIを神として宗教を始めたニュースも世界に流れる今日。人類社会が勝ち得た「信教の自由」の中で「人間もコンピューターも〈天地創造の神=絶対神〉にはなれない」ことを教えること、学ぶことの「地球市民地球博」…


…郁生はさめ切った最後残りのコーヒーを飲んだ。そして大人青少年に事の本質を理解してもらうために、文科省検閲済み備前市小学校の『道徳教科書』をすべて読み次の一文にまとめた…

あなたとわたしの「あしたの命」は永久(とわ)につづく

(美善市民憲章/都市宣言をベースに…小学生にも理解…)

◎あなたが生きる わたしも生きる 「地球市民・地球人」がつくる「住みたい平和で美しい永住のまち」 ◎わたしが学ぶ あなたも学ぶ 「宇宙」からみた「輝く地球」の「あなたの命」を生涯学び考える ◎あなたとわたし すべての人のこどもの「あしたの命」《愛》 《愛》から〈希望〉、<希望>から{未来}へ永久に循環しつづく「地球市民」のあなたとわたしの永住のまち…


美善市民の「市民目標」代弁者として党利党派を超越した「地球市民・地球人」を個として「生涯学習」の必要を〈「命輝く船」(宇宙船地球号)、いいえ《宇宙船美球号》の旗印〉に、そのコントロールセンターと交信する人は未来の人から「幸いな人」と呼ばれるでしょうか…。

委員会の皆様、そして地球上のすべての人が「あしたの命」《愛》〈希望〉{未来}へ《循環愛》となってすべての始まり・宇宙自然の源の力法則を通して宇宙自然地球とその産物を永久に喜び楽しむ日々を願いつつ…


写し:           様 

              :

〈参考文献…〉政府ホームページ各省・〈宇宙図:…無からビッグ・バン…→人類誕生〉の奇跡・『成長の限界』他事後検証文献・、『人類の基本書、古典を読め』、美善市「地球市民パスポート」◎市民憲章◎都市宣言:人権擁護、平和、生涯学習」Earth passport(略称「アスポ」)の詳細は大阪府備前市ホームページご参照  以上

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

…郁生は、2018年のこの提案書を読み返し、この実現は世界の文豪も、ノーベル賞受賞者も、ノーベル自身も期待した〈文学、仮想の中だけ〉の平和理想の世界…を夢想した。

それが、本当に実現したのか、《「命輝く園」未来》への招待状への疑念を減らしつつ高貴の関心を宇宙の源、天まで高めた…


★「余命一カ月」滅亡か存続か

幾度かメールのやりとりをし、一方、「1週間の旅行」の調整、「招待を受けたい希望」を伝えた。滞在日の前日午後二時に関西の国際空港の待合室に準備して行くように案内があった。


当日、そこに「命輝く園」の小旗を掲げた30代のスマートな男性が待ち受けていた。名前は、ダニエル・南方という。手紙の人、米国人の母と日本人の父とのハーフで、「『聖書』預言者ダニエルのようであれ」と両親が名付けたという。

南方というのは明治維新の前年生まれで『歩く百科事典』「この世のすべてが知りたい」と18の言語を独学で理解した南方熊楠の遠縁だという。熊楠も不完全、落第になり「本は残りかす。大学教育は馬鹿馬鹿しい」と東京大学予備門を中退、先進国、米国・英国に渡り「この世のすべてを知る」ため、地位名誉富の特定職務を拒み“宇宙自然:粘菌から宇宙”まで「実学」に生涯先駆的なエコロジスト(ecologist)の業績を残した。


郁生もとうてい熊楠には及ばないが、知識欲で「この世のすべてが知りたい」と期待を膨らませ、出発までの時間を確認し、まだ割り切れない、自分の何が本当の招待の理由になったのか改めて尋ねた。

ダニエルは言った「読ませていただきましたよ。あなたの「終活」としてお書きになった『「余命一カ月」ソドムと二ネベのまち Gate to life 命への門』という川端康成の自殺の原因に迫る小説を」と言ってまじまじと少し青目の心の底も見透かすような瞳で迫った。郁生に言う「あれはノンフィクションを交えながら、人類史を逆走した『アンネの日記』と、川端の人間の哀れを刻む『十六歳の日記』と比較対比したものと読みました」。「書いて残される「外日記」に対して、本心、つまり書き手の人間の脳内に書き込まれる真実の日記「内日記」に迫る新しい分析小説と受け止めています」とダニエルはそのブルーの底の一端を明らかにした。


郁生は、もう一人の自分のその日を思い浮かべた。世代交代の人類史において、記憶、記録は捨てられ、伝承ミスや書き換えられ、真実を思い出し、伝え、教訓にする人が本当にいるのか。自分の中の記憶さえ変化する。郁生にとって3月11日は日本史の地震災害とともに、2018年に茨木市「川端康成文学館」、“川端の「余命一カ月」の座から日本初ノーベル文学賞作家「余命なし」の末期、それは特攻機で飛び立った彼らの死に対する自死による贖い、命への門、となる日になった。川端「余命0零」となる4月16日。


ノーベル文学賞受賞の4年後、神奈川県逗子の自宅マンション仕事部屋で自殺した川端の最も重要な内日記、いや外日記、遺書がない。ダニエルは言う「主人公は、広島原爆の一カ月前に、山陰の城下町に家族で疎開して誕生、1945年12月生まれのあなたですね」。「この世の人生のすべては空しい例え話…ですからフィクションとしています」と郁生は答えた。ダニエルは言う「夢で危機を回避できた、よく聞く話ですよね」。

郁生は率直に結論から先に尋ねた「主人公が最後に歩む“狭い道”にたんぽぽの羽根が天空に舞う、その種を吸い込んだ読者ですか」「そうです」と即答。「そんな自分でありたいと願ってお供させていただくのです」。郁生は本当にあの小説が人の心に理解されているのか突っ込んでみた。「あの小説について、ほとんど事の本質を理解した読者にお目にかかっていないのですが…。人類史をさかのぼる米国の闇、ケネディ、リンカーン大統領の暗殺とメシア、イエス・キリストの民衆のなかでの惨劇。それを『わが心そこにあらず』と副題をつけて、何であれ、自分の理解が正しいのか、その真実を探し求めるよう世界の読者すべてに、人類と地球が抱えた問題を目ざとく意識し日々真剣に考える必要を伝えたかったのですが…」


「世界の歴史の展開を辿れば」とダニエルは言う「人類は常に‘戦い’死にたくない本心、生き残りたい人とその集合体の歴史が「余命一カ月」のテーマだと理解しました。自分の狭い世界観、その歴史上で頂点を極めようとして挫折、死を迎える人物の数々の記録。1945年1月1日から第二次世界大戦の最終決戦に向け戦った人々、ヤルタ会談の国家首脳、三国同盟独裁者と国家と民衆の悲しい末路、終戦後の平和と希望のなかの米ソ冷戦や米ソの代理戦争の泥沼、ソ連の崩壊。川端は芥川龍之介らと同じように『人生に嫌気がした』、純粋な美しい心の持ち主…そのような人が何とか生きようと人生を全うする人もいますが、途中、どうしても、特に情報過多の時代、正しい情報を選別できない自殺が絶えないようにみえます…」とダニエルは一息いれた。


そして戦国大名に迫った「一方、日本史の織田信長、豊臣秀吉、徳川家康らも、遠路はるばる訪れたイエズス会の宣教者や南蛮人と出会い知った西欧文化、特にキリストの教えとされる宗教の真実を誰が理解していたでしょうか。勿論、宣教者自身もキリストの真実をどこまで悟っていたでしょうか。茨木市にある戦国大名高山右近の影響で<隠れキリシタン遺物資料館>についても書かれていましたね。そうですよね、何のために人は命を懸けるか。そこを川端は美意識で求めつつ、ノーベル文学賞を受賞するも、人間の命の尊厳、平和をペンで実現できなかった。盟友三島由紀夫の自決に通じる自死ではなかったか。

と言うのも、ご承知のことですが、1945年春、戦局悪化の海軍報道部は、中堅クラスでない大物作家に、戦地をみてもらおうと、60歳の小説の神様、志賀直哉に依頼、体力のない自分より45歳の川端康成を推薦。満州視察の経験もあり川端は承諾、フィリピンでなく海軍特攻基地、鹿児島県の鹿屋に少佐の待遇で『すぐに書かなくていい、10年、20年後でもいい』との条件で作家山岡荘八と特攻機【楼花】の基地に赴いたとのことです」。ダニエルは日本の歴史、作家にも通じていた。


郁生はダニエルに呟いた「どうして、自然がこんなに美しいのだろう…」そして続けた「川端は特攻基地の大自然の美しさを見入ったようですね。この世の人とその心は不完全で醜い。だから、あなたのご遠縁、南方熊楠のように美しい自然に溶け込みともに生きる平安を求める、一種の逃げ口上かもしれない。

川端は特攻基地の視察で、若者が国や家族を守る大義のための行動が即、死という自然の美との決別、光輝から暗黒闇の別世界への自死、強制突入はあまりにも悲劇無残を、作家の体で感じたでしょう」。


「そうですよね」とダニエルも同意し応える「そこを欧米、キリスト教的史観で癒しの『生命の樹』が生まれた。死んでも生き返る復活の希望と慰め。旧約聖書『ダニエル書』の預言者ダニエルも壮大な神の預言を託され、その終わりを天使に尋ねました。しかし、その答えなく、あなたは休みにはいるといわれた。高齢のダニエルは自分の復活に希望をもちました。70を過ぎた川端の『伊豆の踊子』の青春から耽美的文学への批判がありますが、三島由紀夫との交友など内日記はどうであったのか…本心は…」。

郁生も共感する「満州にも視察した川端は血みどろの長い戦争を生で知っています。学徒出陣、学徒動員の暗い青春は孤児として必死で生きてきた自分の生立ち人生と重なる…しかし、敗戦による百八十度の自由世界は、二度と繰り返してはならない川端の控え目な、それでいて生涯ぶれることもなかった内なる心「絶対的平和」への願いと努力の基盤と発露が『生命の樹』とみることができますよね」。


ダニエルも応える「川端の『生命の樹』は「日本のみならず全世界、全人類へのメッセージです。なぜなら、川端は日本の故事でなく人類最高のベストセラー、多くの文豪も引用する『聖書』、世界の文豪らと同列になる『神のことば』を引用しているからです。植木という名、天の神はエデンの園に二本の木を植えた。その木の陰に鬼、悪魔サタンが潜む〔魔〕という漢字、この会意文字を考えたのは誰か…創世記のエデンの園から追放、人類の【死と悪】への転落の始まりです。悪の心の上の亜は墓を意味し、死をもたらす心を悪と理解するなら、啓子の啓という字は神の啓示を受ける会意文字として川端は理解していたかもしれません。『聖書』巻末の書の終わり、この世の戦争が終わり、新しい平和な世界が始まるはずが…」


「そうです、そこです」と郁生はダニエルの理解に同調した。ダニエルは自分の内日記を語った「人類が失った平和な園を取り戻す必要です」と自分のスマート・ウオッチをみて続けた。「『剣をとるものは剣によって滅ぶ』。武器や暴力によらない平和のアイデア、道を探し求め『「余命一カ月」ソドムと二ネベのまち 命への門』にはいったのです。川端は従軍記者として戦争を観察‘ペンは剣よりも強し’、日本の美によるノーベル文学賞後も結局は非力、限界を感じていたのでしょう…。ケネディ暗殺後、アメリカのベトナム北爆再開と川端の自殺は重なっていましたよね…」。


郁生は川端の生涯を詠んでいた。…『孤児の春 平安求め ペン未来』…ダニエルはいう「盟友三島由紀夫の日本から世界平和に対する計画と挫折の自決。ケネディが神に祈っていたアポロ計画で人類が月に跪いた“ケネディの神殿”。人類が宇宙に聖なる道をつけた祈りの神殿へ12名の宇宙飛行士、使徒12名が降り立ちましたね。しかし宇宙の究極に神殿があるというあなたの小説を日本人の誰が理解したでしょうか。あなたの心はそこにありますよね」とダニエルは郁生にいう。…待合に普通でない【異常】を伝える放送が流れた。が誰もが無視した…


★エピローグ 限りなく「余命なし」に近い末期

「実は、世界にあなたの小説『「余命一カ月」ソドムと二ネベ』の奇跡が必要だったのです」と言ってダニエルは郁生の小説本を内ポケットから取り出し言った「この最期です。川端の座にいた主人公の結末を全人類に伝えるべきです」と読み始めた。


『…正論に偽りの未来…。人類の悪が地に満ち、うめく救いの善なるものだけを安全地帯に運ぶ船<ノアの箱船>。2017年7月18日から10月15日、大阪、中之島国立国際美術館の眼玉、ボイマンス美術館所蔵ブリューゲル<バベルの塔>を郁生はみた。16世紀ネーデルランドの至宝―奇想の画家ボスを超えて-魅惑の空想世界が壮大緻密に眼前を狂わす。‘バベルの塔’タワ-は2塔ツウィンで他者を巻き込み崩壊し、正しい設計にあるものは“ノアの箱船”-悪を飲み込む天地の災害に耐え、浮き上がり生き残る-<神のシステム設計書>。


川端の余命一カ月、日本を変えた3.11の日、郁生の72歳の脳裏、手中に「人と地球への神のシステム設計書」A4一枚、ミケランジェロの天井画『天地創造』からレオナルド・ダ・ヴィンチ『最後の晩餐』、そして磔から三日後の復活、昇天、再臨と統治の、美術、文学、演劇、映画など文化文明を統合した、全宇宙の中の地球世界<キリスト支配の千年王国>の宇宙戦争『スターウオーズ』のブロック・チャートがあった…。


人類国際社会が当然に向かうSDGsのゴール以上のゴールが、ビッグ・バンの前“無”のスタートから、物質零、0、ZEROの焦点に還る《循環愛》・《究極の愛》としてみえる。17の多彩な彩りゴール<SDGsマーク>の中心<みえないゼロの焦点>として<みえない《愛》>がみえて描き出されていく…郁生は『…長いトンネルの中を抜けると、タンポポのさく日本庭園だった…』。


「時間になりました」茨木川端康成記念館の館員がドアを開けた。

記念館を出ると自動車道、その向かい側に渡り、緑の林道小道、少年康成も歩いた陽こぼれる道端に「たんぽぽ」が一輪…川端の鎌倉書斎の庭にたくさん咲いたがノーベル賞受賞後、殺到する報道陣に踏みにじられた…たんぽぽが一輪咲いていた。

 報道陣が殺到するその時から中断、川端の未完『たんぽぽ』が狂い咲く一輪…審美の眼と心の矛盾の崩落「見よ。たんぽぽが、『末期の眼』みるみる綿帽子の白髪の頭になった」。

川端も読んだ『聖書』、イエスが語る『預言者ヨナ記』の逃避録、12万人以上の残虐都市二ネベ、背徳のソドムへ神の裁き「悪から離れ、悔い改めよ」とヨナが往く-


残虐の王も謙虚に懺悔した恭順のまちニネベが滅ぶ…平安が続く…ヨナは神に怒った…日照りのなか、ひょうたんの木が一夜で茂り日影ができヨナは喜んだ。郁生にみえた「見よ、たんぽぽの羽根丸頭、綿毛がつむじ風に舞う」一、十、百、千、万、十万、百万…億…たんぽぽの種が天空に舞い上がり覆う。

誰にも宿る美しい心、すべての孤児、子を残し死に行く父母、孫の明日を憂う祖父母、今…あした命つきる人々…全人類の吸気に入り呼気で祈れ!

絵や文字で残す作家も、ノーベルを恋ねがうあらゆる理想夢想家も、川端の未完「たんぽぽ」真実の花が「あなたなら何でも正直に話せる。あなたこそ私の心の支え、美しい心、よい人間になれる…」と本心「内なる-脳内日記」を書かせる。

「明日もあると思うすべての人、余命不明の哀れな人間、無知無能不完全、生涯学び青春に戻り再生せよ!末期の眼、代わってその懺悔、上書きをせよ!」というのは誰か…。


郁生は芽吹き始めた草木花の自然道 「わが心」を求め人気のない‘狭い道’を歩き続けた…空にたんぽぽの綿毛が舞い続ける…


春あした 王のペン先 病去り


以後「たんぽぽ」は全世界で

「あなたのように片隅の美しい心の人の花」

「あなたのように無限に咲く命輝く人の花」 と呼ばれた。


完全な人間はいない。緑の小道をいく郁生は、再び天空の<よい自分>を求める。

高い自分が脳内に迫る。だから事前に<自分が自分の心をテスト>する。脳内の考え方、ソフトウェア、心の間違いがあればコンピューターはどこかで暴走する。あるいは処理不能で全体が停止#ENDになる宇宙自然法則。

「ロジック・ミス」を徹底的につぶす人類ユ-ザ-への正直、謙遜さへの脳内挑戦。しかし人間、人間社会は謙虚にできないシステムの上に成立…一流優良とされる集団組織の不完全不整合が尽きない…郁生は「普通の生活、自然さの土台に立つ生き方」を望む。

「関西へ戻ろう」。「永住のわが都を求め死んでも生きる本当の生き方を生涯探し求めたい…」…。人間の狭い視野で夢が夢でなく新たに反対の問題を産む、未来を狭め、更に狭める闇、炎上し崩壊するまちがみえる。視野を可能な限り最高最上位に置く、もっと上、高次元に立つ眼。宇宙飛行士を、さらに超え「宇宙の究極まで飛翔する新都」を求めて…


…郁生にみえた「見よ、たんぽぽの羽根丸頭、綿毛がつむじ風に舞う」一、十、百、千、万、十万、百万…億…たんぽぽの種が天空に舞い上がり覆う、人類の人数分、誰にも宿る美しい心、すべての孤児、子を残し死に行く父母、孫の明日を憂う祖父母、今…あした命つきる人々…全人類の吸気に入り呼気で祈れ!絵や文字で残す作家も、ノーベルを恋ねがう理想夢想家も、川端の未完「たんぽぽ」真実の花が「あなたなら何でも正直に話せる。あなたこそ私の心の支え、美しい心、よい人間になれる…」とアンネ以上に本心「内なる-脳内-日記」を書かせる。すべて余命不明の人間、無知無能不完全、生涯学び青春に戻り再生せよ「末期の眼、代わってその懺悔、悪を除き善で上書きをせよ」というのは誰か…。

郁生は芽吹き始めた草木花の自然道 「わが心」を求め人気のない‘狭い道’を歩き続けた…天空にたんぽぽの綿毛が舞い続ける…


―春あした 王のペン先 病去り― 以後「たんぽぽ」は全世界で「あなたのように片隅の美しい心の人の花」「たんぽぽのように無限に咲く命輝く人の花」と呼ばれた。(完)』


ダニエルのスマート・ウオッチが鳴った。それを見ては本を閉じ言った。

「南方熊楠も18歳から死ぬまでほぼ毎日日記を書いていたようです。そうです宇宙自然を自分で退官する実学による、美しい心の人の「命輝く園」が完成したのです、この地上で。

そこへいく直行便が待っています。あの特別ゲイトが開く時間です」と指さす「小型ジェットが待機しています。川端も〝死〟をみて望んだ『生命の樹』がある所、急いで!」

誰も通らない“狭い門”、 郁生は案内人に手を引っ張られ進んだ…。

その何分後かの、待合で緊急放送、空港全体の周辺空気が一斉に震えた。


緊急地震速報!

でかいぞ!!

南海トラフ!

きた!

キャー、助けて!

Jアラートも鳴る!


終わりだ…震え地に伏し泣き叫び崩れる人、人人人…母語で神に救いや、ののしりの、絶望の声が上がる。空港の建物が震える、ゴオーと底知れぬ地底から、急変した天空から=

日本に、東京に、名古屋に、大阪に、神戸、福岡、札幌に、国際空港に、かつてあった巨大地震が、ミサイルが飛んでくる。ハルマゲドン!!

川端が書いた“天と地”、雷鳴地鳴りあの爆発音がそこにいるすべての人建物を激動させる…


(始まりの終わり)


参考資料 (敬称略)

『川端康成全作品研究辞典』(羽島徹哉・原善 編 勉誠出版)

『川端康成詳細年譜』(小谷野敦・深澤晴美 編 勉誠出版)

『「余命一カ月」ソドムと二ネベのまち—Gate to life 命への門』(イザヤ・京都 著)

『20世紀の歴史』(毎日新聞社)

『新聞と戦争』(朝日新聞「戦争と新聞」取材班)

『南方熊楠大辞典』(松居竜五編 勉誠出版)

『#限りなく透明に近い白い人《循環愛》《人生のパスポート》│Gate to justice 公正への門- 』(ミカ・東京 著)

『聖書』

日刊紙・経済誌・(ウィキペディア Wikipedia他


ほとんどの個人集団組織において、2020年1月新型コロナウイルスの非常事態、あるいは大規模災害などに対して、警告があっても、想定外の事態に混乱困窮する手遅れが生じているのが現実といえるかもしれません。


地震災害国家の日本では、東京直下地震、南海トラフ地震…その対応にも苦慮する個人集団組織の途惑いはつきません。


自助、共助、公助の対応において、誰がどこまでできるか。他人への願い、他者任せの限界、想定外において、結局は、「自分の命は自分で管理」する必要です。

所詮、個人の限界がありますが、根本は人間の命の源<宇宙自然の法則>を探求熟知し、誰よりも早くその異常を察知できる鋭敏な自己学習の必要です。


繰り返しになりますが、全てを知る人に限りなく日々迫る。そして早い目に<安全安心世界>に避難することでしょう。


本稿が、一人でも多くの人のお役に立てれば幸いです。


その最大の好例は世界的に有名な『聖書』の<ノアの箱船>に想定できるかもしれません。


読者の皆様に本当の<安全安心の世界>への招待状が届きますように願っています。

生き延びてください…



参考資料 (敬称略)

『川端康成全作品研究辞典』(羽島徹哉・原善 編 勉誠出版)

『川端康成詳細年譜』(小谷野敦・深澤晴美 編 勉誠出版)

『「余命一カ月」ソドムと二ネベのまち—Gate to life 命への門』(イザヤ・京都 著)

『20世紀の歴史』(毎日新聞社)

『新聞と戦争』(朝日新聞「戦争と新聞」取材班)

『南方熊楠大辞典』(松居竜五編 勉誠出版)

『#限りなく透明に近い白い人《循環愛》《人生のパスポート》│Gate to justice 公正への門- 』(ミカ・東京 著)

『聖書』

日刊紙・経済誌・(ウィキペディア Wikipedia他


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