買い物自慢
新年あけました
おめでとうございます
*ゲン視点*
バスに全員戻ったのを確認したらコンビニに1時間30分もいたようだ。予想通り、と言えばそうだが
、
「この"ビニィル袋"もスゴいな! こんな薄く柔らかい素材なのに丈夫とは」
"ドワーフのゲヒール"はビニール袋を 宝石を見るような目で見ながら誉めていて
「うむ、私は"レジ"が興味深かったな、自動で算術から年齢確認、聞けば荷物も配達可能と言うのだからな」
"騎士のオージィ"はレジが気になる様子で「この道具はいくらするのだ?是非とも欲しい」と店内で発言した
「ザッシ…全部買いたかったです…」
"魔法使いのパッフェ"はバスに帰ってきても、何度もガラス越しに見える雑誌を悔しそうに見ている
「皆どれだけ使ったの?・ ・私?
ちょっとよ…」
"エルフのモナ"は……ちょっとだと発言しているが、大きなビニール袋から見える品物の数や量を見る限り1000円以上はつかったのではないだろうか。
事前のミーティングで、山口の言った通り、コンビニで時間がかかってしまった。
今は、異世界の彼らが互いに情報交換をしている。これは良いタイミングだ。私はバスが発車する中、立ち上がる
「皆さん、次の場所まで時間があります。 よろしければ皆さんの購入したモノを"紹介"してはどうでしょうか?」
異世界の人々は、お互い顔を見つめあったりした後
「よーーし、ならオレからだ! お前らビックリしろよ?」
謎の宣言をしながらドワーフが立ちあがった
「オレが買ったのは、このボォルペン、あとハイボォルだな」
ゲヒールはビニール袋から商品を出す……以外と倹約家なことがわかった
「私は、ほっとどっくに、サンドイッチ、ぽてとちっぷす(BIGサイズ)、サイダー、……あ、このチョコレートもね。凄く安かったの。ケーキもあったのよ、貴族にしか食べられないケーキが」
逆にモナは………買いすぎだ、普段の彼女を知っている彼らも、流暢に話すモナに引いている様子だ
「私は、ザッシ、マンガ…あとこの黄色いモンスターです!」
パッフェは立ち上がり、嬉しそうに自慢する。有名なゲームキャラの玩具を嬉しそうに購入したらしい
「あ、ピ*チュウですね。異世界の方にも受け入れられるなんて…」
山口のことをスルーしつつ
「最後は私、オージィだな。
まずはエーヨードリンク、ポーションと同じらしいので持ち帰り、研究することにする」
「次にショーギ、これはリグロリアにはないボードゲームだ。トランプやチェスはあるので、これは良い買い物だな」
「最後にイチバンくじなる抽選もしたぞ。ハズレがないとは画期的だし、低いランクの品物もガラス瓶や精密な小物類があるようだな」
オージィ………リッチモンドだったか? やけに箱ものが多いと思ったが、まさかクジを引くとは
「分かる!分かります。一番良い商品なんて数ヶ月すればヤフ*クなんかに安くありますもんね」
山口私語は慎め。……ほどほどにな
次の目的地で、この序章は終わります、が
まだまだ続くんじゃよ
って奴です