はじめてのコンビニ
ちなみに配られた3000円は部長さんのポケットマネーです
私ことモナは、コンビニエンスストアに入ってすぐ、ある視線を感じた
私のチカラに…反応した。
これは何?監視されてるような
「モナ様、どうされました?」
カエデが補佐として店内に入ってきた。
「様付けは、いらない モナでいい。私もカエデと呼ぶから」
「で、何か監視されているようなんだけど…」
「モナさん。それは監視カメラのことでしょうね」
カエデが指差す先には、天井から謎の道具が吊り下げてある。突起部分についたガラスのような物がキラリと光る
「ニホンは治安が悪いのかしら?」
監視ということで質問してみる
「この世界では、ずば抜けて安全な国ですよ。ただ悪事を働く人もいます…」
やや暗い顔をするカエデ。え、ちょっと待ちなさい
「カエデ、この世界はニホンという世界ではないの?」
このコンビニエンスストアといいホテルといい、ニホンジンばかり見てきた。
だからニホンという世界だと思っていた
「…えーと、ここは地球という惑星で、ニホンは1つの国なんです」
な、な、なによワクセーとかチキューとか!?
「……この国には私たちが知らない物事だらけね、教えてくれる?」
「はい、私に答えられる内容でしたら」
一応、チカラを使うも嘘や悪意は見られない………まあいいかしら、見たこともない商品がゴロゴロあるもの
「これは…瓶に入ってるわね、飲み物?」
「栄養ドリンクです、えーと、ポーションのような物です」
「これは?」
「カップラーメンですね。お湯を注げば食べれる携帯食料です」
「これ、なんかモンスターの絵が載ってるけど…」
「カードゲームです。あと、それは妖怪という架空のモンスターです」
「これは?」
「ATMですか?お金を引き出せたり預けたりできます。いつでも」
「ちょっと言ってる意味が分からないわ。いつでもって、夜中でも?」
「はいコンビニエンスストアは24時間、年中無休ですから」
「…………うそでしょ」
結局、私は1500トンガも使ってしまった
仕方ないじゃない、珍しいものだらけだもの
さて皆さん何を買ったのか?