ドワーフから見たニホン
オレはゲヒール、リグロリアでは一、二を争う家具職人だ。
現在コンビニエンスストアという店の前まで歩いてくる
……レンガのような壁の平屋の、店。なんだ期待した割にはチャチな店だな
「あら、あれは"魔導書"かしら?」
「え゛……違うような、気がします」
パッフェが過剰に反応しているが、エルフのチカラで視ているのかと思ったが【大きく透明なガラス】から見えていた本がオレにも見える、ってええ!?
「お、おいアレにも人が写ってるぞ…」
ガラスには何冊もの本らしき物がならんでいる。らしき←という表現はリグロリアで本は魔導書という魔法使いのみ使える貴重な品物だ。エルフのモナは見たこともないはずだが…
「あれはザッシという日本では一般的な本の一種です。文章ではなく絵が連続した娯楽、マンガが掲載されています」
バスから降りたゲンっていう奴が説明したが…信じられねぇな
「え…い、一冊430トンガ……安すぎです!!」
やはり過剰反応するパッフェを無視し、店へ入る
〈〈いらっしゃっいませ!
「うぉ!?」
カラフルな服を着た店員……店員だよな? が挨拶してきた。
リグロリアでは店員なんて無愛想だし、若い店員なんてゼロに等しい。皆、いままで侵略(観光)してきた世界に出稼ぎに行ったんだからな
「床が…光ってやがるぅ」
最初にも言ったがオレは家具職人だ。大抵のものなら侵略(観光)によって得られた知識とオレの腕で作れる
だが、この大理石のように白くまた宝石のように輝く床、魔導具も使わないのに爛々と輝く照明器材
コンビニエンスストア…恐るべし!!
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まだ入店しただけです
短くてすみません
次は少し長めに執筆します