騎士から見たニホン
肩書き等は忘れてもかまいません
「私は先見隊のリーダーにして、近衛騎士序列2位の
オージィ・リッチモンドである!」
私は深々と一礼する騎士とは紳士、そう学んできたからだ
「このバスという物もそうだがニホンの技術に興味がある。以上だ」
私が紹介を終えると、隣に座っていた彼女が立ち上がる
「モナ、エルフよ。 そうね、楽しみだわ」
座った。相変わらず無愛想なエルフだな。少しは社交辞令を…
「オレはドワーフの、ゲヒールだ。家具なんかを作ってる。で、この椅子どうなってんだ? 分解しても…」
「「やめ!!(アカン)」」
カエデ、ゲンが止めに入る。
危ない危ない、ゲヒールは集中すると危険だからな
「ま、魔法使いのパッフェ…です。あの、メイシは貰えるんですか?」
自己紹介の前に質問をするな!
彼女、パッフェは自分から先見隊を志願してきた変わり者の魔法使いだ。素性はよく知らない
「はい、差し上げましょう。向こうに持ち帰り、自慢して下さい」
ゲンは微笑みを浮かべながら人数分のメイシを15分たらずで産み出した。
うぬぬ
気になるぞニホンの技術!!
その後、バスとやらは動きだした。馬車以上に速く、快適な乗り物だ
「最初の目的地に着くまでにニホンについて少し説明したいと思います」
謎の道具で声を拡大させ、カエデは解説してくれるようだ。律儀なニホンジンだ。
それによるとニホンにはシキという四つの季節があるらしく、今はロクガツらしい。
ちなみに我がリグロリアは雨季と乾季のふたつだ。
おっと、問いたい事を忘れるところだったな
「このバスとは、どういう仕組みで動いているのだ?」
「……私が説明します。ガソリンという油をエンジンというモノで爆発させ、その力で動かしています」
ゲンが説明してくれたが、
あ、油…だと!? それに爆発ぅ? どういう仕組みだ??
「リーダー、ほら前に侵略した世界にあった"ジョーキキカン"に似てないかしら?」
無表情なモナの指摘に閃いた。
そうか、そういう原理か………
「あ、到着しましたよ。」
「はい。先見隊の皆さーーん、私達が最初に紹介する場所は
"コンビニエンスストア"です!」
転移系の定番、コンビニです。
他の作者様達の作品は参考にさせていただきますが、丸パクりはしません!
もし不満がある方がいらっしゃれば連絡下さい