眠れない子ども達
少し遅くなりました、お楽しみ下さい
…沢山たべて、眠っている子もちらほら
わたしは、8人目の娘キャラメル。
兄達や妹達と協力し、寝た子たちを ばすにのせる。
既に日没は過ぎたのに、本当にこのニホンは灯りの魔導具で輝いて見える。
「では、宿へ向かいたいと思いますが、プラン内容は1泊2日で、よろしいですか?」
ゲンさんが父さんに聞き返し、「それで頼む!」と答える、
明日にはまた、リグロリアに帰るのか……こっちに、居られたら"家族みんな"一緒なのに…
ばすがついたのは[市民会館]という建物だ。ガラスが、ふんだんに使われた二階建ての豪華な建物、
寝ている子を手分けして、背負ったりして中に入ると[土足]ではなく[素足]で大丈夫みたい。布とも木の床とも違う気持ちのいい足の感覚、他の人?はいないみたい[カシキリ]っていうのかな?
「ここは宿ではないのですが、合宿、えーと大勢で止まることが可能な施設なんです。トイレの使い方は私かゲンさんに聞いて下さいね?」
「よくこんな場所、確保できたな。マスコミも把握しにくいし」
「"元バイト先"なんで、清掃の」
「今度、履歴書みせてくれ、気になってきた」
[つあーがいど]の二人がなにか話しているけど、寝ちゃった子達を皆が寝ても十分広い部屋で寝かせる。
私?
眠れない……いや、寝たくないんだ"皆との思い出"が消えちゃいそうだから
「やっぱ眠れない…」
呟きながら、こっそりと布団を抜け出す。皆気持ちの良い床に雑魚寝だけど、歩けるスキマは空けておくのが、我が家のルールだ
「ぁあ、ずっと明るいのね」
廊下に出ると壁から足元を照らすような淡い光が漏れている
「綺麗…」
<ねーちゃん腹へったー
<腹へった~よ
<喉かわいたのね
「ココ、ポップ、ナタデ!?
皆どうしたの?」
すっかり寝てしまったと思っていた弟達が起きてしまった、みたい
「あらあら、噂をすれば…ね♪」
また別な声が聞こえ、そこには小さな光を持つ優しい笑顔のカエデさんだった
「ふむふむ、上の、お兄ちゃん達は働いてるんだ」
< やきニギリうまうま~
<ジャガうまうま~
<粉が湯を注ぐだけでスープになるなんて革新的なのね
皆美味しそうに[やしょく]しているわね。
お店まで買いに行くのかとおもったら[自動販売機]に食べ物が売られていて、カエデさんに買ってもらった。飲み物だけ販売していると母さんから聞いたけど、不思議ね。
あ、やきニギリ美味しい
「そう、だから皆一緒にドコかに行くなんてないの」
「キャラメルちゃんも来年は、働くんだっけ?」
「うん、働くってことは大人になったこの証。
おとなになっていくと、忘れっぽくなるって父さんが」「だから忘れたくないの、こんな綺麗で美味しくて、優しい………ニホンを」
「一度は言ってみたかった言葉を言うね。 楓お姉さんに良い考えがある!!」
[どやがお]でほほ笑むカエデさんは、凛々しく見えた
ポイントが日々増えてありがたいです。
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