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名も無く果てなくスチャラカな200字

友情【200字】

「よう、また来たよ。今日も彼女と喧嘩しちまった」

 彼は酔っていた。ストレスからか、酒量と比例して彼女との口論も増えたようだ。

「そんな顔すんなよ。家に入れないんだ。朝までここに居させてくれよ、頼む」

 私は無言のまま場所を少し詰めてやった。

「ありがとう、ヨセフ」

 そう言って彼は、子供の頃のようにセントバーナードである私の毛皮に顔を埋めて寝息を立て始めた。

 老犬となっても飼い主の役に立てることを私は嬉しく思う。

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― 新着の感想 ―
ええ話や⋯⋯(´;ω;`)
昔から「犬は人類の最高の友」と言われていますが、セントバーナードのヨセフのさり気ない優しさが胸に来ますね。 老犬となっても飼い主の役に立てるのを喜んでいた事から察するに、ヨセフは子犬の頃からこういう感…
[良い点] 誰なんだろう?と思ったら、わんこだったのですね~。 最後に、「なるほど~」となる感じがいいです! >老犬となっても飼い主の役に立てることを私は嬉しく思う。 最後の言葉が特にきゅんとき…
2021/07/04 13:14 退会済み
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