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ビシッと決めたい時もある。

久々の更新です。

最近の急激な温度変化にまいっています。

さっぱりと旅の垢を落した。

やはり風呂はいい。

いいよ風呂は。

汗臭さ半端なかったから、正直浮浪者と変わらない匂い出してたと思う。

まぁそれはさておき、謁見の間に行くに辺って服装を何にするかで悩むところではある。

所詮手柄を立てても平民風情と思われるだろうし、だからと言ってそれに甘んじる服装は嫌だし。

スーツ?いやいや、何か場違いだな。

和服?ぽいけど、何か違う。

うーん、何か良い案はないかな...。

あっと!そうだ!

ふふふ、これならば俺の趣味にもあって尚且つ礼服だ!

アメリカ海兵隊の礼服、クラスBドレスホワイト。

これを作ったら、何げに勲章やらいっぱいついてるよ。

これの肩の階級章って、大佐だわ。

赤い星の人みたいなセリフ言ってみたくなる。

後は、帯剣作って終わり。

さてと、侍女さんでも呼びますか。

「ウリクル、ちょっくら行ってくる。」

「はい、マスター。お待ちしております。」


ドアを開け、そこに控えていた侍女さんに伴い謁見の間に向かう。

長い廊下を歩いていると、皆目を見開いている。

まさか、チャック開いてるのかな?なんて思いながらさりげなくチェックしたが大丈夫だった。

謁見の間に入る扉の前に衛兵が左右に1人ずつ、更に扉の前には偉そうな人が1人。

この人が取次の人かな?なんて思っていると

「コニシ殿、お待ちしておりました。私はアリストロス・ヘイマインダーと申します。陛下から宰相を仰せつかっております。以後宜しく御願いします。」

おぉ、いきなり大物!

でも、物腰柔らかだな。目つきは鋭いけど...。

「宰相様とは知らず、ご無礼をいたしました。」

「いやいや、初対面なので当然私の事を知らなくて当然です。」

「そう言っていただけて助かります。私は宮廷作法を知らないので、時にご無礼な行為をしてしまうかもしてませんが、それはご了承願います。」

そう言い、礼をする。

「御心配ありません。国により多少の礼儀作法の違いはあるのは分かっておりますので。では、陛下を待たせるのはいけません。そろそろ入りましょう。」

そう言われ、視線を扉に移す。

宰相は衛兵に目配せをし、扉を開けさせる。

「宰相閣下、コニシ殿、ご入場!」

衛兵は大音声で言いながら、もう一人が扉を開ける。

扉から見えるのは王座まで直線で延びる絨毯。

そして、その絨毯を左右で囲むかのように並ぶ近衛兵らしき人たちや貴族達であり、重臣達。

圧巻である。

日本にいた時にしたプレゼンとは違って、ここからは命のやり取りが始まると思うと、正直ビビってきた。

何のオーラもないサラリーマンが力を手にしても、所詮借り物であることには違いない。

自分の力で手に入れた物でない以上、そこに裏打ちされた経験などない。

雰囲気は、THE小物! KING OF 小物!

それが俺だと。

でも、小物は小物らしくしようではないか!

そしてビビリながら、周りを見ないように一歩、また一歩と踏み出した。



後の歴史書にはこう記されている。

かの英雄は白き服に身を包、無人の荒野を歩くが如く王座へと向かった。

その服は天使の如く白く汚れのなき色、胸には様々な勲章を纏、威風堂々。




行き当たりばったりの様なこの小説、今でも誰か読んでる人っているのかな?

今回はかなり短い話となります。

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