その後
翌日以降の町は復旧に大忙しだった。
魔物の解体や瓦礫の撤去、隣町へ家族を迎えに行く組や外壁の再構築などなど。
翌日戦後処理で村長宅で打ち合わせをしている。
村「皆さんの奮起で魔物を撃退出来た事を嬉しく思います。何より物的被害よりも人的被害が皆無なので何より嬉しい事です。」
俺「敵が思ったより崩れるのが早くて助かりました。」
アル「あそこでコニシ殿が突撃するとは…。」
姫「本当にそうです。もしもと言う事があります。」
俺「いやいや、あそこで出ないとダメでしょう。」
姫「ところで、そこの方を紹介して頂けませんか?」
俺「あぁ、彼はエルフ族のヨーダです。」
ヨ「ヨーダと申す者です。」
アル「ヨーダ殿はかなり御高齢であらせられますが?」
ヨ「だいたい900歳になりますかのぉ。」
姫・アル「「え!」」
俺「古代エルフ族の生き残りです。」
アル「では…ハイエルフよりも…?」
ヨ「上じゃ。」
姫「おとぎ話の話だと思っていました…。」
俺「旅の途中で知り合ったんですよ。で、今回の件があったので応援を頼んだんです。」
アル「ヨーダ殿の剣術の腕前も相当な物ですね。」
俺「古代エルフ唯一のグランドマスターなので。」
姫・アル「「グランドマスター?」」
俺「例えて言うと、全てのギルドマスターを束ねるマスターってかんじですね。」
アル「凄い方なのですね。」
俺「剣術は世界最高です。」
ドカドカドカ
コンコン
姫「入りなさい。」
ガチャ
兵「失礼致します。王都から援軍である近衛騎士団が到着致しました。」
姫「ここに通しなさい。」
兵「はっ!」
一礼をし、兵は再び部屋を出た。
およそ15分後部隊長である騎士が現われた。
部「近衛騎士団部隊長ベルフォート・ガイス。伝令による報告を受け、急遽援軍として参りました。兵員数は1000です。」
ほぉ、さすがに王族が襲撃を受けたとあって中途半端な兵員数ではないな。
アル「うむ、以後は私が指揮を執る。各員に伝えろ。」
ベ「はっ!」
面会を終えた部隊長は部屋を出ていった。