攻防戦②
更新遅くなりました。
魔物は死んだ魔物を楯代わりにジワジワと前進し、徐々にではあるがバリケードに近ずきつつある。
その距離が近くなるほど皆は徐々に焦り始めた。
アルマの叱咤激励で戦線は保っているがいつ崩壊してもおかしくない程皆は焦っている。
ウリクルも少しずつではあるが腕の動きが鈍くなってきた。
俺「ウリクルどうした?腕の動きが鈍いぞ?」
ウリ「すみませんマスター…腕の調子が徐々に悪くなってきています。」
俺「パーツが限界っぽいな…護身用には使えても戦闘用のパーツじゃないから耐久度は無いわな。まぁ事が終われば改良型を組み直すわ。」
ウリ「お願い致します。」
俺「そろそろあれは動き出してる頃かな?」
ウリ「そうだと思います。」
士気も低下気味だし、いっちょ激励しますか!
俺「皆頑張れ!あと少しで援軍が来るぞ!もうひと踏ん張りだ!」
うぉぉぉぉぉ!
その声を聞き皆気力を振り絞り、歩兵は再び強く剣を握り締め力強く敵を見据え、弓隊は弦を引く力を強くし矢を放ち、長槍隊は腰を据え弓を腰に持ち不動の体制を取る。
俺「そろそろ来たみたいだな。」
敵の後陣が騒がしくなり、敵の動きが散漫になりる。それに合せ飛び出すコニシ。手にはライトセイバーを持ち敵を切りつける。
目指すは魔人。
後方からも最終兵器として配置した俺の兵器が襲う。
とは言っても1人?だが。
どんどん突撃し魔人の処に辿り着くと既に最終兵器が魔人とオークロード達と戦闘を開始していた。
オ「な・なんだこの小さい皺くちゃのジジイエルフは!」
魔「エルフではないのか?魔力がエルフと違う?」
そうです。配置した最終兵器はヨー○です。
かれなら見られてもエルフと言い張れそうな耳をしてるので思いつきで作っちゃいました。
俺「○ーダ!魔人は俺が相手するから魔物からかたずけてくれ!」
ヨ「ふむ…わかった。」
言うが早し、次々と魔物を倒していく。
俺「待たせたな。」
待ってないやろうけど、一回言ってみたかった。
魔「お前が居なければ計画は成功してたんだ!」
魔人は叫びながら切りつけて来る。
それを余裕をもって避ける。
俺「それは俺の責じゃあないだろ!」
腕を落すつもりで切り付けたがギリギリ避けられ剣を切る形になった。
魔「貴様!」
魔人は剣に魔力を通し無くなった部分に魔力の刃を付けた。その剣は炎を纏い宛ら炎剣と言うべきか。
俺「これじゃあ切れんわなっと!」
魔力を纏い若干余裕の顔つきをしていた魔人の顔が若干ムカつき、瞬速で肩から敵を切る。
ボトリと腕が落ちる。
魔「ぐぁぁぁぁぁ!」
苦痛に顔を歪め多量の血を出す。
しかし、その目は未だコニシを睨んだままだった。
俺「なかなか強い精神やね。伊達に魔人やないってことかな?」
この魔人を引かせるのには少々骨おりそうやわ。
俺「このままやと死ぬぞ?」
魔「貴様にか関係ないわ!」
残った腕で剣を広い再び切りつけて来る。だが先ほどまでの動きはなく血を失い過ぎたからだろう。
コニシは意を決したかのような顔になり、すれ違いざまに魔人の頭を落した。
俺「殺したくはなかったんやけどな…」
魔物達はヨ―○の活躍や皆の粘り、そして魔人が倒されたのを切っ掛けに崩れ出した。
俺「後は皆に任せても大丈夫やね。ただの残党狩りやし。ヨ―○、引き上げるで。」
そう言い村長宅に引き上げた。
その後残党狩りが始まりだした。