98/102
和樹の趣味
「ねえ、今度私に勉強教えてくれない?」
「いいけどどうしたの?急に」
「ママが勉強しなさいってうるさいんだもん。でも私馬鹿だから理解できなくて、和樹くん教えるのうまかったでしょ?」
彼女は確かにとても勉強が好きなようにはみえない風貌だ
耳元の三連アクセサリーがきらりと光った
「いや、そんなことないよ誰だってちゃんとやれば勉強くらいできるよ」
本心だった
「それね、できない人もいるんだよ」
石田が困ったように笑う
「でも僕は石田さんみたいに運動神経よくないから」
「え!そんなことないよ!運動こそ誰だってできるよ!」
「それと同じ」
少しの沈黙の後石田は少しホッとした笑いを浮かべた
「和樹くんって優しいよね」
「優しくないよ別に」
「ううん」
ここで僕が同人誌みせたらどんな反応するんだろう
きもい無理って軽蔑されるだろうな




