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担任、学校に抗議する
夕焼けの中、
りかと担任の影が伸び縮みする
りかよりも少し足早に歩みを進める
担任の影は大きく歪んでいた
小言のようにぶつぶつと呟く担任は
りかの方を一度も見なかった
遠くの方で子供と母親の笑い声が聞こえる
りかは担任の腕にしがみつき明るく笑った
「パパ、大好きだよ」
「急にどうしたんだよ?パパもりかが大好きだよ」
担任はその言葉に振り向いて
りかをおおきく抱き上げた
「りかはいい子だもんな、きっといじめをしたのも理由があったんだろ?」
「.....うん」
りかはそれ以上答えなかった




