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田中くん、頑張らない
田中くんは泣きながら住所を打ち込んだ
本当はとっくに限界だった
「そっちまで4時間くらいかかるらしいわ遠いね」
つらこはどうでもいい内容を何件も送って来た
田中くんは返信せず、ただ送られてくる内容を
ただ眺めていた
「しってる?ばあちゃん昔男の人と十人くらいで暮らしてたんだって」
「兄ちゃんは幼稚園児の女の子と毎日昼ごはん食べてるんだよ」
「あのボス強すぎる、毎回倒そうとしてもやられるんだよね」
「ちゃんといきてる?ねえ」
こいつしつこすぎだろ...
返信してないのにどうでもいい内容ばっか送って来てさ
アホじゃないの
「そういえば母さんが田中くんにもっていけって餅もたせてくれたよ」
「私はきなこよりあんこ派なんだよね だってきなこって歯にくっつくしなんか気持ち悪いじゃんね」
「きな粉派がいるならきいてみたいねなんでそれがいいの?って良さがよくわからないからさ」
なんの話してんのこいつ...
田中くんは思わず笑って返信してしまった
「俺はきなこがいいけど」
「えー変わってるね田中くんって」
「歯にくっつくとかいって嫌いとか理由がガキすぎるんだよそもそも」
「田中くんの方がガキじゃんニートに当たり散らすんだから」




