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整形した田中くん

つらこは暫く暇を持て余していた

なぜかというと唯一のフレンドの田中くんがずーっとオフラインのまま連絡がつかないからだ



暇なら自分からフレンドを探せばいいって?

何度も言うが無理なのだ

努力はしたくないし何よりもコミュ障だからである。




だからずっとベッドの上でゴロゴロしていた



スマホに久方ぶり通知の音が入り、内容を見てみると田中くんからだった

3ヶ月ぶりくらいだろうか


「久しぶり」



3ヶ月ぶりにゲームを起動した

いつも通りの田中くんの声だった


「どしたん?死んだんかと思ったわ」


「いやまあね色々あってさ俺整形したのよ」


「へぇー」


「いやちょっとは興味持てよ!」


「顔マシになった?」


「お前って本当にぶん殴りたくなる言動するよね?まあまあ写真送るわ」


ピコン


送られてきたのはイケメンになって鎖骨をやたらアピールしながら自撮りをする田中くんの姿だ。



「やばくね?いくらだと思う?」


「んー500万くらい?」


「.....」


「え?」


「いや、1000万円だけど」






気まずい沈黙が流れた。





私はなんとかしようと思って

「1000万円使って人の顔になれたなら最高じゃん」

と言ってしまった



「は?前は人の顔じゃなかったってこと?」


ブチッ




田中くんは整形した後もちゃんと怒った




なんか嬉しかった








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